これでは弱者は戦えない

他方、千葉の「焚書事件」判決が高裁で一転逆転判決が出たことは、一般国民に裁判不信?の感情を引き起こしかけたが、逆に高裁で阻止できる正常さを評価する向きもあり、国民を安心させてくれた。しかし「下級審」での判決はこのところ信用がなくなっている。裁判費用の点でも、巨大組織は未だ良いが、個人が『カンパ資金』で戦うことには限界があるから不利である。資金が続かないとどうしても『下級審』で引き下がらざるを得ないことだってある。其の場合には、『誤審』が正しい?判決になる恐れがある。これでは弱者は戦えないし社会正義が泣こうと言うものである。裁判が信用できなくなったら社会は成り立たない。裁判官も人の子、色々「苦労」はあるだろうが、原告、被告の方は命がけなのである。「法の番人」としての任務を的確に遂行して欲しいものである。

佐藤守氏のブログから。
http://d.hatena.ne.jp/satoumamoru/20050824
「4、「百人斬り」判決の怪」