インフルエンザその後とマスク再考

プーチンが来た日本にいたかったとちょっと思った。いてどうするんだといわれりゃそうなんだけど、なんか、狸穴あたりに潜みたいという妄想がちょっとあった。あはは。

そうかと思ったら小沢氏は代表辞任だそうで、プーチンニュースを潰すためにそんな時間帯に発表したんですか、とまずはそっちの方が気になった。そうでもあり、そうでもなしなんでしょうね(そうなら当日がいいわけで)。


本日の現地気温は20度以上となりさわやかな春の陽気となったものの、週末にかけてはまた一桁の日があるらしく、最低気温が安定的に10度台後半になるにはもう一声といったところ。


それはそれとしてインフルエンザ。
あちこち見ていると日本の対応が大げさだと海外在住の日本人が叫んでいるというのを目撃するのだけど、個人的には、何を持って大げさだというのだよと怒鳴ってやりたい気が満々かも。


前回書いたとおり、水際でなんとかしたい国と、もう広がるままにするしかないじゃんかという国では違うというのが違いの最大の理由でしょう。


あと、チャイナが検疫で人々を留め置いたというので、イギリス他の英語圏メディアが大騒ぎをしていたけど、私は、悪意だ、とか思わなかった。なぜなら、まず第一に、一山超えたら情報が行き届いてないかもしれないわ、衛生環境は劣悪かもしれないわ、という人たちが大勢いるんだから、そこに行く前に止めたいというのは理解できる。

さらに、もしそれをしないで、カナダなんかが喜んで語るリベラルだか自由だかというのを遂行して、仮にそれで感染が拡大したら、当然に、待ってましたとばかりに非難するんでしょ? なんかなぁというより、本当に悪意と思った。


カナダの状況は、現在のところ400人弱の模様。
このうち、トロントのあるオンタリオ州のH1N1ポジティブが110人という話。

アメリカが3000人超らしいので、人口比では多いかトントンといったところか。


人数はともかく、私が最も気になったのは、トロントの大きな病院内の従事者が罹患しているらしいという話か。先週3人が確認されて現在4人だそうだ。
http://www.healthzone.ca/health/article/632835


他はともかく、なんで病院だけでもしっかりできないのかなぁと私は思うんだなぁ。SARSの時もそうだった(事情は違うんだが)。


とりあえず、自分たちが世界最先端の医療水準を誇るというあたりは置いておいて、その執行能力に何か問題がないかと考えた方がよくないか・・・とまた思った。ちょっと陰鬱なところもあると思うんだなぁと私は個人的にはそう思っている人なのだが、上の記事の下に付いているコメントを読むと、やっぱり心配している人もいる模様。

ここにあがっていた例は、トロント市内の病院勤務の人たちがユニフォームを着たままそこらを歩いている、地下鉄に乗ってる、これっておかしいだろうという話。私もまさにそう思っていた。病院まわりで休憩しているスタッフが医療用の服を着ているぐらいならまぁそういうエリアだ、で分かるんだが(限度問題はあるとして)、地下鉄に乗っていて、目の前に半コートの下にその服を着ている人がいた時は、え?と思った。


おそらく(コメント内にもあったので間違いないと思うんだが)、ユニフォームを洗濯する日には着て帰っちゃう、ってことなんだろうと思う。だけど、病院内の服って何がついているかわからない服なわけでしょ? ある種の防御が必要だからその服を着ている、それを外で着るってなんでいいの???と私は思うんですけど。どうでしょう?


今どうしているかわからないけど、こういうあたりから、ちょっとなぁ・・・という点が垣間見えると言いたいものはあるわけだす。


感染症の予防って、医療プロパーじゃなくて社会的な取り組みの問題なわけで、それは結局、その社会が、多少の感染なんかどうだっていいじゃないかと考えるか、できるだけ防ぐべき、だって弱い人にとっては深刻なんだからと考えるかで、非常にはっきりした分岐がある。