自宅でサバイブが基本らしい


そういえば、災害で思い出す。Canadian Centre for Emergency Preparations(直訳すれば緊急時の準備のためのカナダのセンター)という団体があって、そこが、災害時の最初の72時間を家庭で生き残ってもらうための指針を普及というか布教とかいうかさせている。


何かあった場合のために、個人宅で何を準備すべきかのリストがずらずらと載っている。

PERSONAL PREPAREDNESS
http://www.ccep.ca./cceppers.shtml


そのサイトにも新型インフルエンザの項目があったのでリンクをたどると、
Public Health Agency(公衆衛生局)のサイトに、5月3日付けで、新型インフルエンザの患者さんを家庭で見る場合の注意事項が載っていた。

How to look after someone at home with H1N1 Flu Virus (Human swine Influenza)
http://www.phac-aspc.gc.ca/alert-alerte/swine-porcine/guidance-orientation-05-03-eng.php


必要なら咳止めも役に立つかもしれないし、熱はアセトアミノフェンイブプロフェンで、絶対にアスピリン飲むな、といったことが書いてある。


私も万一の時にはアセトアミノフェンはいいであろう、少なくとも害はないだろうってんで用意はしてある。つか、普通に常備薬にしてる。


つまるところ、基本的に、医者にも行かせるより、家で寝てろで対応させる様子。
やっぱり、自宅こそ第一ってのが基本という大陸なんだろうなぁとか改めて思う。


いや、それはそれで基本的にいいと思うけど、う〜ん、今回のが一般的なインフルエンザと同程度のままならいいんだけど、そうでない変容が追随した場合、どういう行動計画にするつもりなんだろう・・・。最初の3日間を自宅待機にさせたら、ウィルス増殖を抑える機会を逃さないのか? いや、季節物程度ならいいわけだが(くどい)。


今週号のThe Economistパンデミックは怖いよってな話がリードだったんだけど、その記事の入りが、今までみんなが心配していたのは鳥インフルエンザで、それはアジアから来るだろうって思ってたのに、いきなり違うところから来ちゃって、ってな感じだったのだが(このリードの結論は秋口の再流行までの時間を無駄にしないようにしよう、だったと思うが)、ひょっとして、北米で、まして豚介在でのプランは真剣に考えてなかったとかいうのじゃないよね??といきなり不安な気分になった。