1年を通してまぁなんというか、朝日


そんなに真剣に読んでいないが時々読んで思うのは、日本の新聞のうちのとりわけ朝日新聞とは、なぜにこのように暢気なのだろう・・・。


イラク撤収―多彩な外交への転機に
http://www.asahi.com/paper/editorial20081219.html#Edit1

小泉政権に先立つ90年代をみても、橋本政権や小渕政権は、中国や韓国などの隣国はもとより、アジア諸国、中東、ロシアなどとも活発な外交を展開していた。そこには日米同盟を基軸としつつも、多彩な外交で国益を増大させようという柔軟な発想があった。


それなのに911以降の外交は単調に米に従っただけだった、なんて単調だったんだ、と朝日様はおっしゃるんだが、でも、それって根本的に世界的な枠組みが動いている時代だったんだから仕方ないんじゃないの?とか言ったらいけないんだろうか。


昔は多彩だったが、というのは、多彩なことができるほどに適度に枠組みが安定していたから、でしょ? で、その前提がやばかったからこうなった、ああ難儀な時代だというのならわかるが、昔のようになりたいと言っても意味がないのではないのか?

自衛隊の撤収を、米国を上目遣いでうかがいながらの単線的な外交から脱却する出発点にしたいものだ。


いやぁ、どこの国でも、それはアメリカであっても、他国の動向を配慮しつつ動かない国はないでしょう。それを上目遣いと言うのなら、それは究極的には中華思想よろしくの、自分が大将、誰にも影響されないことが正しい、といった思想の現れではないのか? むしろ、世界の安定を願う信条、心情とは対極にある考えだと思う。世界の安定のために求められるのは、自重であり、配慮でしょうが。世の中、一人っ子が一人で生きてるわけでなし、関係を結ぶというのは大変なんですよ。おじさん。


I wish you all a Merry Christmas!