今後の成り行き予想


野党が盛んに、連立というのはですね、世界中で行われて、成功しているんですよ、ですから正当性があります、って言っているけど、そりゃ、そういう習慣があって、そういう想定があって選挙している中で実際連立が組まれるならともかく、そうはしないという前提だったのに、選挙後にそんなことをするっておかしいだろう、という声は、おそらく、今後高まる。というか、部分的にはもう高まっている。


さらに、上でも書いたが、この危機の最中に、左派連合を組んで凌ぐのが最良だと思っているカナダ国民は多分少ない。


従って、総督が休会を命じて、議員さんたちがクリスマス休暇がらみで選挙区に帰ると、あんたらアホですか、の声の方が大きくなるであろう、という読みが出てくる。


また、仮に不信任案可決となって野党連立組閣となっても、多分、短時日のうちに壊れる、と見る人も多い。どう考えても、これは彼らがハンドルできる状況だとは思えない、と。そして、分離主義者が背中に張り付いている中で連立の運営ができるわけないだろう、と。でもって、この3党はずっとこの状態にあったのだから、もしできるのなら、もっと前にやっている。つまり、今、チャーンスと飛び上がって出てきたが、そもそも同床異夢の集合だ。


ってなことが言われている。

ということは、と、私が思うに、むしろ、この妙な騒動を一時的に凌いだら、むしろこれは今まで考えてもみなかった保守党のマジョリティ取りのチャンスじゃないのか、など思ったりもする。どこからどう考えても、3党連立、こけるから。

しかし、それまでじゃあ、カナダ経済は一回売られるんですか?というのが、とても不安。