イギリスが動く時が来たら怖いなぁ


そうそう、グルジアウクライナNATO加盟問題は、今回はアメリカが提案を落とすようで、とりあえず、ちゃらになった。これは普通に時事を見ていたら想定通り以外にはないっしょ。でも、ここまで引っ張った以上、これはアメリカのマイナス点には違いない。


そういえば、昨日あたりは、欧州委員会のバルーゾおじさんが、イギリスはかつてないほどにユーロに参加に近づいている、そういう話をしているイギリス高官を私は知ってるみたいなことを言って、驚かせていた。さすがに半日後ぐらいに、イギリス当局者が否定したみたいだし、バルーゾおじさんはユーロ側に立ってのポジショントークだろうとも思うが、しかし、イギリスの先行きの暗さを見ると、鼻で笑えないものがあるのが怖いし、実際、マンデルソンとか結構真剣にそこをゴールとするのだという人もいるんだよね。
http://news.bbc.co.uk/1/hi/uk_politics/7757830.stm


しかし、しかし、逆に、よろよろのイギリスに入られてもユーロ側も困るだろうし、入ったら入ったで、ユーロを内部から粉砕するの会にしか見えない(笑)ので、ユーロにとっては売り圧力じゃないのか???とか思ったりもする。でも、ユーロ使用の量として裁けるようにはなるんだから、実際問題としてはユーロ安泰に寄与する可能性はやっぱりあるだろうな。

いや、でもそんな、イギリスが自国通貨を手放すって、それって独自の金融セクターの地位低下を受け入れるって意味になるんじゃないの?? だったらあり得ないでしょ? でも、商売にならないのに拘ってどうする、だったら選択肢はないのか。いやいや・・・。

最近のイギリスの動きから考えて、いや根拠はないけど、万々一ドルに何かあったときのために、ユーロの安定は望ましいと考えてたりして?なんても思ってしまう。


イギリスが第二次世界大戦の対米の借金をつい3年ぐらい前まで払ってたという「故事」と同じことやらせてやるか、アメ、みたいな意地悪を考えてるとか。

ジェフなんて、アメリカが信じられないぐらいの金額を使って経済を支えるってんなら、「ただ飯」を逃さないよういくべき、とか言うし。なんだかなぁ。


そしてそれと同時に、イギリスの生命線はアジアだ、という基調が強くなってるから勢いチャイナなんだと思う。インドこけてるし。そうすると、日本叩き圧力は嫌がおうにも強くなる理屈。イギリスって金融で食ってるというけど、BBCワールドと英語教育、英語メディアの活発さを利用した、トレンド形成ないしはものの見方強制ギブスの製造販売で生きてるというべきだと思うわけで、そこに狙われるのは勘弁してほしい。


イギリスには適当にぬくぬくに生き延びてほしい。その方が他者にとって害がない。