ニッケイ・ドメスティック


上の社説を読みながら思ったのだが、で、確かに、

 円高は日本からの輸出を不利にする。企業の業績悪化懸念が台頭し、日本株が下げ止まらない。先週末には円相場が半日余りの間に14円もの幅で円高・ユーロ安に振れた。日経平均は27日まで4営業日で2140円も下げ、2003年4月のバブル後最安値を割り込んだ。

円高→株安という流れは顕著に存在するのだが、でもそれって、全部じゃないだろうし、さらに、インデックス、すなわち日経平均の組み方にもよるんじゃないの?

円高になるとおいしい、輸入が基本の内需が基本の企業を多く取り込んだインデックスを作ったら、円高でも、今よりは影響がないのでは?
でもって、インデックスの下落が鈍いなら、投売りの発生確率も下がるんでしょ?


でも、まぁ、世界市場連動型のインデックスもあっていいだろうから、そこにはいわゆる世界を代表する日本銘柄、つまり、日本から見た時の輸出銘柄を盛り込んで、それを
ニッケイ・インターナショナル、とか言って、

もう一つ、なんせ1億人以上の良好な市場を持った国なんだから、そこにフォーカスをおいた、いわゆるディフェンシブ銘柄を多く盛り込んだ、
ニッケイ・ドメスティックとかいうのを作ったらどうだろう。

で、自分がどっちに投資するかはその人、その機関次第でいいわけだし。


日本が自分でイニシアティブを取って、国内市場を活性化しつつ守るためには、外人主導型を排除するんじゃなくて、共存できるようにしていったらいいんじゃまいかなど思った。今回だって、確実に円高で潤うセクターはあるんだし。