ヨーロッパの影響はいかばかり@アメリカ


NYタイムスのこの間の顛末の記事。

Suddenly, Europe Looks Pretty Smart


なんだかヨーロッパ勢が利口に見えるじゃんか、と。アメリカ人は基本的にヨーロッパ経済を馬鹿にしていたわけだが、ヨーロッパサイドの言い分もいろいろあるよ、と。
でもって、少なくとも今般の動きに関しては、ヨーロッパ、特にイギリスがリードしてアメリカのコースを変えた、というシンクタンクの人の意見を紹介している。


まぁ、公的資金投入の問題についてなんだと思う。アメリカは不良債権を買う話に集中していて、銀行への直接の資金投入のフェーズに行かなかったタイミングで、欧州勢は勢いよく出てきた、現在のところそっちが効を奏している、と。

でも、日本からすれば、欧州側の方が日本をよく見てたし、制度や有権者が住む社会モデルの違いから、欧州の方がアメリカとの比較で、一直線に公的な動きを促進しやすい(フリーマーケット原理主義がいない)という事情と書いた方が正確じゃないの、なんても言えると思う。


でもここらへんの欧+米には、その他世界(含む日本)からの影響で自分たちが動くと考えることそのものを拒否している人が多いよな、とか思う。大西洋至上主義とでもいうべきか。