敗戦・国体護持派


まったくの自己レスだが、上で

彼にとってのアメリカが偉大すぎて、普通に見るアメリカには相応か相応以上にやばい部分があるということを彼は認められなかったのかもしれない。


と書いて、ふと思うに、マケインが恐怖して阻止しようとしているのは、アメリカの敗戦なのだろうなぁなど思った。国体護持派みたいな。だから外から見てるとマケインの愛国、アメリカファーストがきれいに見えるし、私なんか3日に1回ぐらい、なにかこう、ちょっと涙ぐんでることがある。

が、中の人々は、自分の生活がかかっているわけだから、もう普通のやり方じゃ駄目なのよ、と、変化に希望を託してオバマに行っているという感じがしているんだろうと思う。


オバマの経済政策の方がとりあえず一貫性はあるという具体策で支持しているという人が多いとも思うが、根本的に人を動かす感情、感覚的なものというのも馬鹿にはできないわけで、その場合にはマケインは(マケイン本体、ペイリン抜き)、やっぱり育ちのいい人っぽい、庶民感覚が遠い感じを受ける人もいるんじゃないのかな、など思ってみたりもする。


敗戦って、別に戦争に負けている状況ではないが(多分)、感覚的に沈んでいきそうだ=負けているという感じが共有されているというのも現在のアメリカを語るキーかも。そう、負けると失うという語(lose)が一緒だからというのもあるかな。