どうしてもコーカサス?

(8/21)ロシア、NATOとの軍事協力停止を通告
http://www.nikkei.co.jp/sp1/nt240/20080821AS2M2104621082008.html


この影響がどのぐらいなのかわからないけど、一応これはNATO側の行動に対してのロのリアクション。
昨日、8月19日
NATO加盟国でグルジア危機に関する緊急会議が開かれる
グルジア加盟に反対しているのは主にドイツ、フランスと報道され続けてきたが、イギリスも反対なのでは?という観測流れる
NATO内に、「NATOグルジア委員会」設置
NATO内にあった、「NATOロシア委員会」は事態が好転するまで閉鎖

参考:
Once Its Rationale, Collective Defense Poses New Challenges to a Larger NATO(NYT)
http://www.nytimes.com/2008/08/20/world/europe/20diplo.html?hp


ってな行動があったため、そこれで決裂。


真っ先に思い浮かぶのはこれでアフガンでの戦いでNATOに協力的だったロシアは本格的に降りました、になった。


この流れはNATOが後手にまわって、次の手でロシアというかプーチンに刺されているのか、それともNATO側に策があって誘い出しているのか。


で、こうやって時間をかけながら一応対話が進んでいるのでしょうが、その中のミサイルの件がやっぱり気にはなる。誰でも知ってるこの奇妙な話、という感じで、

ポーランドがイランに狙われる理由はないのにポーランドにイラン向けインターセプターがあって、

これはねイラン向けなんですよとライス長官に念を押されて、ポーランドはロシアの対応の恐怖からこれで救われると国民こぞって(ようやく50%程度になった程度らしいが)賛成する、
(しかも、インターセプター設置までにはまだ何年もかかるので、それまでにイランがどうなっているのか誰もわからん。ならずモノ永久確定なのか?)


という冗談のような状況でこれを置いておくというのは安定にとっては害だと思う。
どうにかしてロジック揃えておかないと、次の手が打てないという事態に繫がるのじゃまいか。


つか、地対空誘導弾パトリオットを配備してもらったし、これで安心だと盛大に言ってまわるポーランドを制しておく必要があるのでは? この人たちはここに重要な基地を置くことでアメリカに捨てられない安心感を得た、自分はOKという頭にないと思う。しかし、これは米政権がこの配置込みで考える構想のロジックを揃えるのに邪魔なのではないの? ほんとに対露のままでいいのか?


いや、プーチンとか対露の中では全く問題ないだろう。でも、このほころびからメディアが別のストーリーを作り出したらどうするの、など思う私はコントロール・フリークなのか。