カウンターパート健在、めでたいんじゃない?


ポーランドを核攻撃の標的に=MD配備合意に反発−ロシア軍
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008081500841


グルジア騒動以来、カチンカチンとラッチが掛かっていった感じで怖かったが、ここでむしろ、ああ止まったなと思った、私。このラウンド強制終了みたいな。


つまり、核攻撃のターゲットにする、というのは怖いいいざまだが別に今撃つぞと言ってるわけじゃない。
さらに、インターセプターの配備にしても2012年に完成とか言われていて、この話自体かれこれ数年以上言ってる。だから、実のところ何も新しいものはない。怒らない方がへんだし。


でもって、ポーランドの外相?の受け方が興味深くて(へんな言い方だが)、ロシアにそういわれることは想定外だよ、ロシアはこの配置のサイトをインすペクトしていいよ、オープンだよ、と言っていた。


総合すると、ロシアはアメリカのカウンターパートとして健在であることを示し、その上で、戦略的パートナーの位置は落ちてないというのが確認されましたなのか、など思った。冷戦再びをしたいわけじゃないけど、だってユーラシア中央部に巨大軍事取扱い有段者はロシアしかいないんだもの、という現実はあるんじゃまいか。


結局この人たちというのは、馬鹿みたいな武器を持ったものでなおさら、有段者しか踏み込めない軍事流派を構成しているんだと思う。


しかし、その確認作業は流れだったんか、それとも、段のない、ヤンチャが行動しようとしているのを防ぐために有段者が危機を認識しているということを示す以外になかったのか、はわからない。


そして、問題は、ここで、俺も有段者になりたいという人が出てきたりしたらどうしましょ、なのか。どうするんだろう。
どうするんだろう、の1つの対策として、別の有段者登場というシナリオはやっぱりあったのじゃないのか。ただ、それはつまり、それはアメリカまたは西側世界のためになってる、ということ。いやしかし、そうならそうで、それに反発するところもある。ああ。繰り返し。次のラウンドに続く。


それはともかく、ポーランドがこう進んだことに対して、私はポーランド贔屓なので、ああ、止めてほしかったと心から思った。これでもう、西からも東からも、まず良い感情を持たれることはないという点を自覚しなよ、もう、など思う。ポーランドのウルトラナショナリズムのせいで、みんなが困る、といわれる日も来ると思う。そのうちの少なからぬ人々は、またか、と言うと思う。


オリンピック、ずっとやっててもらった方がいい気がしないでもない。