観戦雑記ガイド資料(4)


昨日の、グローブ&メールというカナダを代表する一般紙に、Eurasia Groupのアナリストの言を紹介して、

グルジアの評判、それから、アゼルバイジャンカザフスタン潜在的にはトルクメニスタンの石油、ガスを地中海を経由した市場へと送るための、安全で代替的なルートとして安定性が損なわれました。戦闘がオセチアから他の地域に拡がっていけばいくほど、あるいはパイプラインそのものに被害が及ぶようなことがあれば、グルジア内でパイプラインの拡張を検討している運用者にとって評判、セキュリティの面でのリスクはさらに高まります。」という言があった。普通に正論。

この視点からいえば、あの地域で最初から懸念されていた懸念が現実のものになったという事実は大きいし、それをテコにしてグルジアアメリカ連合が自軍有利にするためには、何度でも紛争の可能性があり、そうなると、やっぱりリスクは高いまま、ではなかろうか。そう、いくらロシアを押さえても治められるプランがない限りどうしようもない。ま、原油高はロシアは歓迎なのでいつまでもやれるならそれもよし、だろうし。

Russian invasion stirs unrest in oil market