観戦雑記ガイド(2)


カナダの新聞が、ヨーロッパ各国がどのぐらいロシアのエネルギーに依存しているのかを説明していた。
さり気に冷めてるカナダ。

How Russia's oil flows
Published: Monday, August 11, 2008


で、ポーランドとかウクライナとか、ロシアから西欧州までのガスのパイプラインの取り込み口になっているところが、現在問題になっているわけだが、ではこれらの国は、ロシアに正式に反旗を翻した場合、自分んちのエネルギー事情をどう考えているんだろうね(夢のようなプロジェクトに乗っているという自覚はあるんだろうか、このへんの人、というのが私の疑問。)

ドイツは、もう既にバルト海を通して天然ガスパイプラインを敷くというプロジェクトを表明している時点で、アメリカ主導では行かないと言っているも同然。ただ、このプロジェクトもポーランド他の現在アメリカ主導欧州に与しているところからの抵抗にあってるね。どうなるのかわからないけど。

フランスは原発持ちだし、トタルがイランのプロジェクトから引いた?という報道を見たようにも思うけど、ロシアとは程ほど以上ではなろうか・・・。いずれにせよ、基本線は、アメリカ主導の新欧州が「戦略的に」考えているほど世の中甘いとは思ってないでしょうし、同様に、自分たちが出し抜けるほど米英は甘くはないことも知っている、と。やっぱりみんな死んだふり。