毎月ジェフ・ルービン


今日はこんなことをやろうとしてのではなくて、今月のジェフを整理しようとしていたのだった。

6月ジェフ:距離はお金だす
http://d.hatena.ne.jp/Soreda/20080611
7月ジェフ:原油200ドル、ガソリン7ドル時代だす
http://d.hatena.ne.jp/Soreda/20080708


今日は、先日来、原油200ドル、米ガソリン7ドルの時代が来るぞ、と吹きまくって注目をあびているカナダのCIBCワールド・マーケットのチーフエコノミスト、ジェフ・ルービン様の今月のご宣託があった。


今月のご宣託は、アメリカは次の6ヶ月以内にインフレ率6%になる可能性があって、来年2009年末までには、FRBは2%程度の利上げをするだろう、ってな話。上昇のきっかけとしては、原油高騰をきっかけに、労働者賃金の上昇が(例えば鉄鋼業界のようなユニオンがマジのところなどをキーに)発生していくであろうことを見込んでいるようだ。

今月のご選択は、なんか、全然、驚けない。
だって、今が4%のインフレなんだから、まぁそれはありえる範囲内じゃん、だし、どうあれ利上げ時代は来るだろう、だしなぁ・・・。問題は「いつから」なだけだし。でも期限を切ってきてるから、そのへんがムードを作って行こうとするストラテジストなんだろうな。このキャラ、ほんといいわ。


これに連れて、カナダは、誰でもしっているとおりカナダドルの高騰のおかげで現在までのところインフレ特に関係なしで進行していたが、4%程度のインフレとなる可能性がある(現在2%前後)、利上げは、現在が3%なので、FRBを追いかけて1%程度上昇するだろう、とこれもまた、まぁ穏当な発言か。

ただ、カナダがインフレフリーだってのは、実際には、住民感覚としてもあと何かの統計でも見たが、ちょっとまやかしではある。なぜなら、輸入財が下がって全体を相殺しているだけだから。でもって、国内で供給されるサービス類はそもそも高いのに、そのまま高いかじり上げしている感じがかなり強い。


ちなみに、原油200ドル時代については、先日来原油価格が下がっているため、今日出ていたテレビの番組内でも当然ちょっと突っ込まれていたが、俺は今でもそう思ってる、と言っていた。


ちなみにちなみに、で、この、くどいがハンサム、立派な顔してるおじさんは、先月はなんか疲れて見えたが、今月は妙に若く見えた。半年前比で5歳ぐらい若返って見えた(何歳なのかわわからんが50前ぐらい?と思うんだが)。なんでだろう? ぐしゃっとしていると、ほぉれ外した、とか言われるからパリっとしてくださいと会社から言われたのか、それとも、あなた、それじゃ敗者みたいよ、と奥さんにコーディネートされたのか、自分でその気になったのか、いずれにしても、血色も良く、スーツの傾向もこれまでのアクの強い金融キャラのスーツじゃなくて(そもそもヨーロッパ人なんじゃないのか、と私は想像してる)、ダークブルーのスーツに若緑色のタイがさわやかで(アメリカ人に受けそうだ)、今までで一番かわいくみえた。来月も楽しみだわ。

そのうち写真をキャプチャしよう。なんでよw。

[sources]
CIBC sees inflation soaring on wages
Economist: 6 percent US inflation is coming