とりあえず、お手並み拝見ですかね


とりあえず45日間、お手並み拝見ですね、何してきますか金体制、としかいいようがないですね。

でも、昨日と今日で変わりはない、というのは少し違うと思う。
昨日までのプログラムもなかなか充実だったが、今回は、例えば慢性的なDV中年男が直る気があるのかどうか、社会適応できるようになりたいのかどうかを質して、その気があるならまずお前が出て来いと言って出てこさせた、という点で、一応、一歩達成なんだろうと思う。

ただし、このやり方、なんか北米で見る諸々のソーシャルプログラムみたいだよなぁ的なやり方が果たして北に効くの、ねぇ、というのは別問題なわけで、その中の懐疑派中の懐疑派としての日本の存在感を示すというのは必要だと思う。


日経社説 米政府は北のテロ国家解除を再考せよ
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20080626AS1K2600126062008.html

ブッシュ政権の任期切れが近いのを北朝鮮が計算しているのは明らかである。私たちはブッシュ大統領に問いたい。あなたは太平洋の対岸にある最も重要な同盟国を失うきっかけとなる決定をした大統領として歴史に名を刻みたいのですか、と。

自分たちの主張としてちゃんと言えていて、とてもいいと思った。
ただ、この話は、突き詰めれば、だったら、何年も前に日本が特殊部隊作って北と戦闘に入るしかない事例だとも言えるからね。
(自分で行けばいいんじゃないの、日本ってば、というのがむしろ素の世界市民的反応だと思うことがしばしばある。日本大きいんだし、と)。

だから、米の対応いかんではそれもありというオプションを私たちは引き受ける必要があるし、時々、そういう論が出回ることも必要だと思う。同盟国間の緊張を維持するためにも、だし、実際私たちの主張の拠り所、落としどころを担保するのは自分たちしかいないんだし。


蛇足ながら、しかし、やり方、フレームワークは確かにソーシャルプログラムみたいにゆるいけど、でも、ブッシュが言ったのは、チャンスはやる、でもそれで改心しなかったら俺は知らんよ、だったと思う。ジョージ、すっきりしてるよな、みたいな。