31MAR08

東京方面の人々が、花がきれいで、などという。そう、時節はそのような時。それにもかかわらず今日の気温は2度、風が吹いていたので体感気温はマイナス2度程度だったそうで、どうりで外は相変わらずの冬だった。


しかしオンタリオ州という東部だがまだ真ん中に若干近い州はそれはそれなりだが、本当の東部、大西洋地区ではうんざりするほど雪が残っていて、その上4月は例年降雨というか、水が降る季節なので今年のそれは降雪になる可能性があるとまで言われているようだ。ニューファンドランド州の人がテレビのインタビューに答えて、「俺はもうフラストレーションの限界点を超えた。もう超えてはならない地点を超えてしまったんだよ、だから俺は今おかしい男になってるぜ」と半分笑ってるが状況的に半分マジだよなぁとしか思えない雪だらけの景色を背景にそう語っていた。いつになったら草が見えると思う?との問いに、7月じゃない?と凍りつくような爆笑・・・。だってここらへんは7月こそ最も暑い時期で8月後半になるとぼちぼち涼しすぎる日もあるというところだから(北北海道もそうですよね)。

で、それだからこそ、そうやってがんばってがんばってがんばって春になったらこそ初夏は美しく、外に出ることが幸せで幸せでならなくてそのうち恋が芽生えて6月は結婚の季節となる、というめぐり合わせなのだろうなぁと、ここは欧州大陸でないがいくばくか似ているらしい(少なくとも寒い地帯での四季の巡り方として)子供時分からなんとはなしに読んで来た小説やら物語やらの筋を浮かべて納得することがままある。


とはいえ一応三寒四温風に来週には待望の日中気温10度の日もあるらしく、待ち遠しい。
気温レンジはまったくの冬(東京標準の真冬)だが、緯度が高いだけあってすっかり日が長く、今じゃ7時まで明るい。しかしこの7時というのは「まがいもの」で、サマータイムを導入していなければこれは6時。

私は断固サマータイム制に反対なので、ここでもまだ言いたい。こんな寒い時に外が7時まで明るくっても外で遊ぼうという人は普通いない。真夏のほんの数日のベネフィットのためにこういう面倒をするのはばかげている。うちの時計の半分はまだ1時間遅れだ。面倒くさい、もー。