ドルを救え、って思うかしら…


ぐっちーさんの今日のエントリー。

ドル安が止まらない、G7でも今回は止められない、だってリザーブ持ちはこの中に日本しかいない(昔のマルクは今ユーロだものね)。

で、

問題は中国(香港、台湾も入れて)、シンガポール、ロシアなどの現在のベスト10メンバーとスクラムが組めるか。これらが動けば今回のドル安は止まる可能性が高い。しかし、「昔の名前」ばかりで出た場合、投機筋は見逃さないと私は思います。ドルを狙い撃ちにしてくる可能性が高いと私はみます。さて、どうなるやら・・・・

http://blog.goo.ne.jp/kitanotakeshi55


と危惧されています。これの国々に介入して、な、お願いだ、と欧米リーグができるでしょうか?という問題が出現。

冷静に考えれば、それは相当にハードル高いし、そもそも丸ごと投機筋みたいな国々ではないのか、などとも言えるわけで(だからこそ止まる、と言えるのか)・・・。ハードル高すぎと思う。じゃあどうなるのぉ??


4月のNATO会議ますます注目ざましょ、これは。カナダも救ってぇえええ。


[捕捉]
さすが本職さんですねぇ。

Morgan Stanley: Odds of Dollar Intervention Are “Rising”


ドル介入のオッズが上がってる、ってな記事がWSJに出てきてました。

FT
Intervene to slow the dollar’s decline

A weaker dollar is an essential tool to stimulate the US economy, but a collapsing dollar benefits nobody. If investors start to dump dollar bonds then the Fed could lose control of long-term interest rates, so rendering monetary policy ineffective. Europe and Japan, meanwhile, would suffer a savage adjustment in their export sectors.

ドル安はアメリカ経済にとっていいだろう、だけどドル崩壊は誰にもいいことはない。
投資家たちが債券を投げ出したらFRB長期金利を制御できなくなってマネタリーポリシーの効果がなくなるよ、と。

と、この分岐点がどこにあるのか、どこに設定できるか、が来週からの焦点でしょうか。
fixed-incomeがfixed incomeがと人々が叫びだしたらこれは恐怖なんだと歴史で知った話がリアルタイム体験になるのかこれはと思い出した今週だった。