ベンさんとウォールストリート大反騰


昨日ベンさんお元気かしらと書いたら今朝はまったく元気で頑張ってるベンさんが登場していて誠に慶賀の至り。


FRB:最大2000億ドルの米国債貸与‐住宅ローン証券を担保に
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003002&sid=a8D9veyZeQDM&refer=jp_bonds


の成り行きでアメリカもカナダも、一息だすよぉ〜という感じの一日。朝方発表になったのを受けてダウは2002年っていったけか、なんでもそれ以来となる1日の上昇ぐあいを記録したそうだ。お昼のニュースが活気付いていたので気がついた。で、それにつれて昨日、こ、これっていいのか?と私でさえ気が付いたほどになっていた債券金利が持ち直したようだ。もちろん、住宅ローンの値下がりが癌である以上まだまだ酷いことは続くだろうが、それにしても金融市場の不安を払拭するためにできることはなんでもしてまっせという姿勢がある上に、とりあえず効く方法を関係主要国との協調で実行できるってのはあーた、バーナンキ師匠、大したもんでっせと思った。


誘導金利だけを緊急、緊急に下げ続けてもクランチ解消に直接に繋がっていないし、一方で投機だけがすべっていくという状況を鑑み、政府機関債、
政府機関発行の住宅ローン担保證券を担保にして米国債を貸し出して、それを借りたプライマリーディーラーはそれを他の金融機関に貸して資金を調達する、回っていくようにする、ということらしい。その間にも預かった債券の価格がゲロゲロに下落する可能性もあるんだよね?というのはリスクじゃないのか、FRB、とか素人は思ってみたりもするけど、とりあえず信用収縮の連鎖を緩和するためには他に手段はないということなんでしょう、多分。わかりませんが(笑)。


あと、これで利下げという伝統的手段をとったら、あと1回ぐらいしか下げられないからもう本当に武器がなくなっちゃうということからも、他の策を求めざるをえなかったともいえるんでしょう。昨日までは次は1%の利下げかといわれていた予想がこれで後退、75%確率も低くなっているらしいから、これで少し武器が増えたか、少なくとも減らしてないわけだし、なんでしょう、多分。昨日の続きでいえば、これで石油は石油問題でごっちゃにしないでおける余裕もちょっとだけできた、と。手術は一つつづやる、と。


大変な人には申し訳ないけど、でも、引き続き楽しいわ、これ、とか思う。どうしてそれでいいのか、とか、その結果のリスクには何があるのかとかとかあちこちのページ、ブログを飛び回って読んでしまう。



政治的には、ニューヨーク州知事のエリオット・スピッツァーの問題と合わせて、ウォールストリート<共和党の大反騰の狼煙か、など思ってみたりもする。別に相互に脈絡はないわけだが、でもなんか、やっぱりあるんでないの?という気はしている。クリントン陣営問題よりもボンドではないのか・・・?とまずはそう思うのだがよくわからない。

クライアント(顧客)No9 「正義の味方」NY州知事に買春疑惑 クリントン陣営に打撃?
http://sankei.jp.msn.com/world/america/080311/amr0803111843006-n1.htm