焼け石に火箸

クリントン氏が対日重視声明 外交顧問、日本軽視を否定
http://www.asahi.com/international/update/0122/TKY200801220081.html

米大統領選の候補指名レースで民主党のトップを争っているヒラリー・クリントン上院議員が21日、日本メディア向けに声明を出し、「今後も日本との(良好な)関係が不可欠」と日米同盟の重要さを強調した。議員の外交担当顧問のリチャード・ホルブルック国連大使がニューヨークの日本総領事公邸で開かれた昼食会で公表した。


クリントン議員が昨年秋フォーリン・アフェアーズで発表した外交政策論文で「米中関係は今世紀世界で最も重要な二国間関係になる」と表明し、日本国内でこれは日本軽視じゃないとかと受け止められていることから、クリントン氏サイドが否定した、ということらしいけど、心配した「日本メディア」が言ってもらった、って展開か?


しかし、こんなことぐらいで警戒心が解けるわけもないでしょう。クリントンというより民主党政権自体に警戒感を持っている人は日本に少なくないし、そうなる理由はうんざりするほどある。日本国内もそうだけど、アメリカにおける日系企業さんも同様ではないかと拝察。どうあれ商売だからなんとかするにせよ、ここから4年は辛抱するしかない、と殆ど覚悟仕切っているのじゃまいか? 


何がしたいのかよくわからないけど、作為が過ぎる米民主党と朝日が寄ってみたところで、不信感と警戒感が倍増するだけでないかと思ったりするのだが、こうしてへらっと書いてしまうその理由は、
(1)ホントに素で、警戒されていると知らない、
(2)わかっているからこそ読者に恐怖を呼び覚まし、呼び覚まされた人の不快感を喚起し、行動の自由闊達を奪うという高度な心理戦、のどちらだろう?。