米大統領選挙その2


ふと見て、結構な違和感があったのでメモ。


社説:米大統領選 「チェンジ」の叫びが聞こえる
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20080115ddm005070030000c.html

草の根民主主義が米国の強さとなる歴史を私たちは目撃している。


いやぁ、その。確かに「なんとかしよう」と思う人が少なからぬ人数いることは力強いと思うけど、基本的にその「草の根」とやらは多分草の根ではないからこそ、普通に、常にいつも、アメリカの選挙の投票率が低い、少し冷静な人はシニカルにならざるを得ないということではあるまいかと思う。

だって、基本構造は変わらないと思うもの。だからこそ、時々そこを突っ込む人が出てくる。今回はロン・ポールがその受け皿になってると思う。シニカルで申し訳ないけど、ガス抜きってやつにされていると思う。


で、問題は、日本のメジャーメディアってなんだってそうも表層的なことをしらーっと書くのかなぁというのが、今に始まったことではないが、私には常に違和感がある。


こういう態度は、上で書いた事情とも重なって思うのだが、「風下の思想」とでも言うべき傾向ではあるまいか。あるいは、事大してることに目を瞑っている、とか。考えてみれば私はこのへんをずっと気にしてというか、喉につかかったままになっているわけで、追々というか、老い老いというか、今後このへんを整理して考えたいなぁとか思ったりはする。