トルコ、テンションを下げてきた模様

(東部時間17日未明)
Turkey Says Iraq Incursion Not Immediate
http://ap.google.com/article/ALeqM5hHDG79AIius7McB6xz3lTQFLIdhQD8SAOFK80

トルコのエルドガン首相は、北イラクを本拠とするクルド人ラベル(反抗者でも抵抗者でもテロリストでも)に対する軍事的措置の承認を議会に対して求めていた問題で、その措置は今すぐにということにはならないだろうと示唆している模様。アメリカ、イラクを始めとした各国から自重を求められていることや、先行きの見えない原油高になったらどうするの、への配慮と見られる、という感じか。

さらに、エルドガン氏の外交政策アドバイザー氏は、仮に決議案が通ったとしてもブッシュ政権に対抗するようなことはすべきではなく、それは米議会でその決議案をサポートした人たちに向けられるべきで、サポートしたアルメニアにも制裁を課すとか、みたいなことを言っているようで、後半はともかく、これは米軍への協力とりわけ輸送をやめたりしないよ、ということだろうか・・・。多分。


動いたなぁと私は安堵するものだが、明日また民主党が猛攻に出てきたりするんじゃないかという危惧はまだあるだろう。


米側も見直しの動きが本格化。

トルコ「虐殺」決議案、下院での採決延期か
http://cnn.co.jp/usa/CNN200710170006.html

ワシントン(CNN) 第一次世界大戦当時にオスマントルコが実施したアルメニア人殺害を「大虐殺(ジェノサイド)」と認定する米下院外交委員会の決議案について、民主党のホイヤー下院院内総務は16日、下院本会議での採決が延期される可能性を示唆した。


ついに、民主党も本格的に気付いた(と思いたい)。