余波

aftermathというかなんというか、メディア総動員だったはずなのに翌日になったらなんか対石原の人に辛らつな記事が・・・。察するに、記事を書いている人にしても大抵都民なわけで、とりあえず社の方針には従うもののなんか疑問だと思っていた人もいたということじゃないのかしら・・・。


浅野氏「予想以上の負け方」…都知事選投開票

「予想以上の負け方。負けて悔しくないことはない」と苦笑し「現職に挑戦するのは初めてですから」と弁解も。「(有権者が)都政をどうしても変えないと、という意識になってなかったのでは」と投げやりな発言も飛び出した。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20070409-OHT1T00097.htm


いやしかし、仙台市長はもっとすごい。すごすぎる。結構たまげた。ここまで言う政治家は日本ではなかなかいないと思う。

三つ目は、浅野さんは宮城県知事をされていた方ですので、その方が東京都知事になってほしいと宮城県の多くの方が思われたかも知れませんが、何も今回落選されたことでがっかりする必要はありません。むしろ宮城県民は先見の明がありました。浅野さんの後継者であると明確に示され、宮城県知事選挙に立候補された方に、村井現知事が一昨年勝利されました。もちろん当時、浅野さん自身には今回の東京都知事選への考えは無かったと思いますが、このことはある意味、昨日の東京都知事選の結果を予告する出来事だったと思います。宮城県民には、実は先見の明があったということだと思います。

http://www.city.sendai.jp/soumu/kouhou/press/07-04-09/outou070409.html
仙台市の公式サイト)

この後記者がたしなめるというか困惑しているが意に介せず、落選、当然だという趣旨を貫徹してる。


余談。全部読んでみるに、趣旨は趣旨として、この市長さん、会見が上手と見た。サイトは編集してはいるだろうけど質問とかみ合った上で自説を述べている点はそのままなのじゃないのかな。そういう言い方もなんだが口語というか会話でそういうことができる人は日本のリーダーでは実際にはあまりいないとかねがね思っているので、あらっと思った。地頭よさげ。

にもかかわらず、文中に説明不足と言われている云々があるのは、じゃあ説明の場がないとか、主流メディアと上手く行っていないということか、など思わされる。見当違いかもしれないけど、だってこんだけ言える人なら機会さえあれば説明不足ってことはないでしょうなど思う。メディアって別に公正とか公平とか誰にでもフレンドリーってわけじゃないし。