imperial imperative


The imperial imperative
http://www.economist.com/world/asia/displaystory.cfm?story_id=7894714

The economist


タイトルがうまい。
皇室の命令、要請、あるいは皇室の緊急事態、でもいいだろうが、有無をいわさぬ帝国の要請、みたいにも読めるわけで、この若干ちゃかしているような感じが絶妙にいい。だって、書いてる本体は大英帝国だから。あはは。

で、このタイトルと同様に、中身も深刻なんだか面白がってるのかどちらにもとれそうでいい。

日本の皇室に独特なところがあって、それは2600年続いてるんだそうで、余裕で世界で一番古いmonarchy、君主持ちだ。しかもそれは男子血統が断絶していない(8人の女性が暫定で皇位についてはいるけど)。さらにさらに、宮内庁が言うところによれば、その最初が、アマテラスという太陽の女神から続いていて、この女神は、生まれたばっかりの例のちっちゃい子のように帝王切開で生まれたんじゃなくて、イザナギっていう神様の目から生まれたっていうんだよ、と。


こういうのを読んできっとそのうち、日本の中のどこかの記事で、西欧社会はあきれているとかなんとか書くのかなと想像してしまうんだが、完全に楽しんでると私は読んだ。とても文化的じゃない、これ? 俗説だろうがカエサルとか、マクベスとか連想しちゃうし。

The Chrysanthemum Throne is remarkable on several counts. Not only, at 2,600 years, is Japan's easily the world's oldest monarchy, but it also boasts an unbroken male lineage (though eight women have over time stood in as caretaker empresses). What is more, historians of the Imperial Household Agency (IHA) can affirm, the lineage is descended from Amaterasu, the sun goddess born not by Caesarean section, as was the latest little tyke, but from an eye of the god Izanagi.