やることやってる時もある外務省


日本語が読める人がわざわざ読む必要のある文章ではないのでもしかしてご存じないかたもあるかもしれないが、この問題で、外務省のHPは、ひょっとしたら地味に貢献しているのではないかと思う。訴えるばかりが脳ではない。

The Issue of Takeshima
http://www.mofa.go.jp/region/asia-paci/takeshima/position.html


2年前からあるし、それ以外変更もしてないと思う。で、1ページ目に日本はこの問題について揺るぎなく竹島を自分の領土だと考えていることがサポート文書を指定してきちんと書かれている。当たり前っちゃ当たり前なんだがこれが国の代表見解なわけで、こうある以上、たとえば南朝鮮メディアが大声を出したとしても、では他方当事者はどうであろうかと、アホなジャーナリスト以外は確認する。すると、一方的なことは書けなくなる。いや、アホまではこれで対応できる。それにもかかわらず別のことを書くならそれはアホなのではなく意図してやっているのでそれは別対応。しかし、世の中そんなに嵌る人ばっかりではない。

多分今の世の中は、よく出来た、認可されて、オーセンティックでというジャーナリストだけを頼りにしていては足らない。言葉は悪いが、明らかに基礎教養にかける人がある日突然ビューの多いメディアで書いている可能性もある。そういう時代だからこそ、地味でもなんでも、明らかで、読み違いができない見解を公式に出しておくことはとても重要。煽る必要などどこにもない。


というわけで、誰も誉める人のいないであろう外務省を地味に褒めてみたいと思う。ちゃんと仕事してることもある。稚拙っちゃ稚拙で余分な修辞もなく、いいと思う。