ニッポンの冬、ニッポンの祭り


と、それはともかく、昨日の永田メール騒ぎは一体なんだったのだろう? なんでそんな馬鹿なことが真面目に起こるのか、今日になって考えると不思議なぐらいだ。思うに国民的になにかこう、アホなことで騒ぎたかった、そのためのネタが天から降ってきたと考えるのがいいんじゃまいか。あれは、冬の祭りだったのだ。いや、春を告げる祭りだったのよ。


ま、しかし、そもそも、誰かの誰かのなんだかわからない疑惑のために他人の口座をあけようと簡単に言っているおっさま方、おばさま方が議員だという事態が、もはや、補欠以下の選手をリンクに出してしまった失敗といえる。思い起こせば、主権委譲と書いてしまって、いかにこれが個々の本意でもこれをこの立場で人様に向けて広報するのはまずいと思わない人々の集団だとう点で、もはや思想というより、リテラシーにおいて国民の平均を大幅に下回っていたとさえいえる。断固そうだ。そこから考えれば、今般のことなどむしろ軽いエラーといえよう。要するに、信じられない人々を代表にしている。自民党の、殊に地方からのおじさんの頭の中のすごさと言うのも、個人的にいささか心当たりがあるので褒められたものではないのは重々承知だが、なにか蛇の道は蛇じゃないけど、できることとできないこと、だいたい通るところとそうでないものを見分けるへんな能力はある人たちかなど思う。はめたりはめられたりが好きというのも、結局は人を見る目があるかないか繋がるんだから、悪い資質じゃないんだと思う。議員に対してこういう評価はおかしいが、議員さんって、日本に限らず、学者然とした人よりも、ストリートスマートみたいな人(自分で実地で学んだ人、みたいなニュアンスか)が好まれるんだろうと思うし、そういう職種なんだと思う。簡単な常識で考えればこうだ、ああだ、という話を分けられればいいわけだし。その意味ではある程度、なるようになってたんだななど思う。


話はもどって、民主党の処遇だが、ようするにこういう場合は、試合終了までまてないなら、タイムを取って下げるしかあるまい。自爆でもなんでもしてもらったらむしろラッキーと思って、試合終了までペナルティエリアに入れたらもう出さないという処置もありだな。


堀江メール 「永田氏の提訴も検討」 武部幹事長
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060223-00000001-maip-pol


昨日書いたように、やっぱり、一杯までひっぱってボロがちゃんと見えるようになったら、こっちは提訴できまっせ、と来ると。で、しないでしょう。が、これで完全にイニシアチブは(もともとそうだが)自民党の側に来る、と。つまりこれはここまでよ、というある種のシグナルなんだろう。なんだかなぁ、だ。

で、うそんこ永田氏のことはどうでもいいのだが、

前原氏は23日昼の党代議士会で、「いろいろ心配をかけているが、政府・与党を徹底追及する気持ちに何の揺るぎもない」と強調した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060223-00000004-yom-pol


前原氏は自分たちが何をしていたのか、まだ理解していないような気がしてしようがない。そういえば、夕べ最後に読んだニュースは、金融機関を特定するとのニュースだったが、それはどうした?


民主党には、正選手はいないのか? 隠し球をずっと隠しちゃって、どうだ俺はえらいだろーというような選手じゃなくて(これはつまり、ルールが読めない、リテラシーがない)、隠し球ってどういう場合に使ったら有効なのかをわかるリテラシーのある選手はいないのか??