ハロウィーンとチョウチン袖

電車に乗ろうとしたら、中ならスーパーマンとスーパーウーマンが手をつないで出てきた。マントを翻して。思わず目を見張りつつも、とっても似合ってることに感動した。いるんだよなぁああいう身体のカッコいい人ってとそっちに気を取られて、電車の駅であることを失念。そういえばすぐその前には、別の駅で、バスの乗り場付近から出てきた人はウェディングドレスを着ていた。肩はかくれてるけど、腕は手袋部分をのぞいて丸出しだったから寒かったと思うんだなぁ。若いからいいのか。私はやだ。寒すぎる。トロントだよぉ。


と、そういう今日は、ハロウィーン。町中にものすごい格好をした人々が多数いらっしゃいました。会う人会う人20代後半までの若い人ばっかりだったのだが、ふと、年取った人はどうしてやらないのかしら?と疑問に思った。が、考えてみるに、年とってやると、それがハロウィーンだからなのか、あれ、ちょっと・・・と言葉を濁すべき事態なのか他人に区別がつかなくなるということなのかしら、などとも思える。わからないけど。


と、そこでだ。どうしてこんなカッコしたの、猪口センセ・・・・。かなり衝撃的なんですけど・・・。
麻生・竹中氏が横滑り、谷垣財務相は留任
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20051031i115.htm


ひょっとして、衣装が間に合わなくて子供のピアノの発表会のドレスを借りてきたんではないのか?? でもデザイン的には小学校3年生とかそんぐらいまでじゃないのかという気がするからサイズが合わないな。じゃあ買ったの???? つかどこで? なんか、場末の結婚式場のお色直しコーナーにしか置いてないような気もするんですけど・・・。どこで買ったんでしょう。気になる。


いや、そもそも、中年になって、どうしても身体、わけても体躯の部分に肉がついて来るのは避けられない、その身体にウェストにマークの来る、おリボン仕立ての服というのは、ほとんど、掟破りではないのかというほどにやってはいけないものの1つではないのかと思う。やってはいけないことはないが、とりあえず、ちゃんとした人に見えていたいのなら、という条件をつけておこう、もしそうならご法度じゃないのか。ツツンととんがったチョウチン袖というのも酷い。


いや、マジで、若い人と中年の違いは背中の肉です。やせてても背中に肉がつく。だから、むしろそれをグラマラスな感じに持っていくという手はいいと思う。でなければ、少しゆったりめの、レース素材など動く素材を使って身体の線がもろにでない、そして縦が強調されるようなものが中年になるとやっぱり一番しっくりくる。


それなのにこの衝撃はなんだ。どんな意味なのだ? ひょっとしてなにか、自分の一番の晴れ舞台が来たらこのドレス、と少女時代に頭に描いたものを着た、とか? 


いや、これはこういうことではないのか。ひらめいた。唯一可能な想像。これはきっと、先生の結婚式のお色直しの衣装なのではないのか? 年代的に30年ぐらい前だろうから、だったらあのチョウチン袖もわかる。ドレス、それも晴れ舞台で、となって買い物があまり上手ではないのかそれとももったいなかったのか、買えなかった、で、そうだ、ドレスといえばこれがある、になったのではないのか? 週刊誌に追ってほしい。


ああ、ほんとにびっくりした。
昔、扇千景さんもすごい格好をしていたような気がするけど、彼女の場合はそもそも舞台衣装の人なんだから、いってみれば、年中無休でハロウィーンをする覚悟もあるのが売りだし、見てるこっちもそういうものだと思ってる。そういえば大田区の普通の広報物に、15年ぐらい前、松平健大地真央ちゃんがドレスと、タキシードで出てて、私の目を点にさせてくれたが、これもまぁ、そういうキャラだからいい(大田区もなんだってそんな仕立てを注文したのかわからんけども)。

猪口先生はそういうキャラではないのだから、やっぱり知性が引き立つちゃんとしたカッコしてほしいんですけど、私。


とりあえず、なるほどと思いながら新内閣の陣容を見た。しかし水色爆弾のせいで考えがまとまらない。意図は。目くらましか。違うって。

第3次小泉改造内閣
http://www.yomiuri.co.jp/feature/fe5400//cabinet.htm



でもって、目くらましは全然聞かなかったらしくて(笑)、韓国がなんだか、ものすごいことを言っているのにも驚いた。なんかもっとスマートなことで驚きたい。[聞かなかった→効かなかった;訂正します]


韓国与野党、小泉改造内閣の陣容に反発や警戒感
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20051101AT2M0101101112005.html


麻生太郎安倍晋三という配置に目くじらを立てる人がいることはどうやったって折り込み済みではあるわけだが、

 与党「開かれた我が党」(ウリ党)は1日、「日本はアジア外交を放棄するのか」と題する見解をホームページに掲載。野党ハンナラ党は同日「日本はアジアへの歴史的なテロを始めた。小泉政府の内閣構成は『銃無き宣戦布告』をアジアに宣言した」などと批判する報道官論評を発表した。

テロってのは穏やかじゃないと思うんですけど・・・。一瞬、出所は朝鮮労働党なんじゃないかと思って読み直したぐらいだが韓国だった。


「アジアへの歴史的なテロ」って、なんか新しい概念だ。どういう意味なんだろう? 歴史的な、histricalなテロ、といった場合には、過去のテロという意味でなら理解できるが、歴史的なテロを始める、ってのはどういうことなのだ。

衝撃の多いハロウィーンだ。