ピンを抜かないコンセンサス

あああ、日記を書こうとして思い出す。どうするんだメンバーシップ。明日こそと言い続けてしかし明日も別の用事があるよなぁと、またこうやって冬になるのか? しかし、今週末には、キーシンがベートーベンの4番をひくそうで、ダサイよなぁと思いつつこのダサイ曲をどうするのかを見たさに行くつもり。


それはともかく、今日は東京の友達とメールやら電話で久しぶりにがががーっと話したせいで、東京が近い日だった。うれしい。


それもともかく、

朝鮮半島の金さんが後継者を決めるらしいというニュースを読んだのだが、これはなぜ?
http://abcnews.go.com/US/wireStory?id=1182218


とりあえずタス通信が伝えているという点がこの国のあれだな、まぁそのそういう国なんですよということを公然の秘密にしているようなものではあるけど、しかしその前に、そもそも後継者を決める、息子から、というこの事態はなんざましょというのが、もうどうでもいい、なんでもありなんだといえばそれまでだが、しかしこう、あははだ。なんなの、communist dynastyって。共産主義者王朝というのは、どういうアイデアなんだろうか。まったくよくわからない。


私たちは、独裁者はいけないとか、世襲制で国家を維持しようなどというのは前々世紀で終わった話なのだ、とかなんとか日頃のトークの中ではそうした状況を当然視しているわけだが、しかしとにかくそうでない世界がある。この中の人々というのはどう考えているのかしらん? まずそれがわからないとなんとも言えないのだが、こういう事態に対して、外の人というのはどういう態度を取るべきなのだろうなぁと、これもまたわからない。

触れば怒るし、ほおっておいたら恫喝プラン炸裂だし、というところだから、まさしく放置しかないのか、だ。そしてだからこその拉致問題ホールドではあるのだ。お前は永遠に俺と関係があるのだぁ〜みたいな感じを庶民的には、ストーカーのようだ、と捉えただちに解決するべきだと進行するわけだが、外交世界ではカードと呼ばれ当然存在が許されるものとみなされる、と。


とりあえず、それでも、そのカードなるものは別途なんとかするとして、当該国の中の人が共産主義者王朝内で平和そうで適度に満足しているというのなら、それはそれでいいのだろうが、しかし、これまでのところでいえば飢饉さえ言われていたのだし、何度か映像でみた北朝鮮の人々の様子は、とりあえず自分の生きてきた経験から考えて、あんまり幸せそう、いや、人間はどんなところでも幸せがあり不幸があるからこの基準はいいものではないのだろうが、少なくとも可能性とか希望とかいったものが豊富にある社会とは私には承知できない。いや、それでもいいというのならいいのか・・・。わからない。


が、しかし、それにもかかわらず、ここに何かがあれば南とチャイナの北東部には異変は必定だ、というのはわかる。連鎖的に動く事態が想定される、と。で、これはある程度準備ができないうちに何か動乱が起こるというのは、周辺としては困ったものだではある。


North Korea, U.S. Hold Direct Talks on Nuclear Arms, AFP Says
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=10000080&sid=aL3YR7SOb_HI&refer=asia


ヒル米次官補「11月以前に北朝鮮と会いたい」
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/09/27/20050927000050.html


とりあえず、六か国協議であり、核でありというのがメインテーマではあるわけだけど、崩壊リスク査定委員会活動のための、ある種のレッドへリングとまでは言わないけど、大義名分である要素はあるのじゃないのか。どう考えてみても、とにかく来る時は来るんだし。


ヒル次官補は、もしかして金王朝の次の王様が決まっていたとしたら、ご後継者もお決まりと聞き、貴王朝の永遠なる繁栄を慶賀いたします、ぐらい言うのかしら? 言わないって・・・。でも王朝への挨拶なんだからそのぐらい言わないとならないのじゃないのか?