いつも興味深いお話を丁寧に読み解いていらっしゃる「圏外からのひとこと」さんのところを寝る前にのぞいて、と思ったら自分のサイトが引用されていた。あらうれしいと思いつつ、そのことよりもしかし、まぁなんて偶然なのでしょうだったのが本日の話題。


オーケストラ経営に見るアメリカの公共性
http://amrita.s14.xrea.com/d/?date=20051003


ロス・アンジェルス・フィルハーモニック管弦楽団のアシスタント・コンダクターである、篠崎靖男さんという方が書かれた文章を元に、個人をベースとしてどうやってパブリックなものが維持されているのかのお話をされている。


と、私はそのお話のトロント版とでもいうのか、トロントのオーケストラのメンバーというか会員というのに今シーズンこそなろうか、しかしどうしようかと2週間ぐらい散発的に思い出しては、忘れをしていてる。今考えないともう間に合わない。シーズンは9月はじまりだから。とかいいつつ去年も一昨年も気がついたら冬になっていた(泣)。コンサートに行くのには不便はないからまぁいいかとなってしまうのもある。


会員とかいっても微々たる寄付の場合に得られるメリットというのは、トロント・シンフォニーの場合決して大きいとはいえない。おいしいってほどではないのだが、リハーサル風景を1回とか2回とか(金額による)見られるとか、なんかの集まりに呼んでもらえるとか、オーケストラ好きならちょっと心躍るようなことがついている。で、もちろん大きな金額を支払った会員にはもっとずっといい特典というものはついてくるわけだけど私には縁がないからよく知らない。

なんでそうしようかといえば、私の場合には基本的に自分の街にオーケストラがあるということにまず喜びを、ってのはあるわけで、それにジョインしたいのぉというミーハーというか、徹底的にお祭り好きというか、そういう心情がまず第一。で、コンサートの収益が全体の収益の半分ぐらいで、あとは政府の補助金が20%ぐらいかで、その他はバザーだのイベントで収益をあげ、でもって10%弱ぐらいが、メンバーになる、寄付をするという行為でまかなわれているのがTSO(トロント交響楽団)の収益らしいから、なにがしかの役には立つんじゃないのか、自分のタックスの控除にもなるし、というのがサブの理由。


あ、でもでは日本ではそういうことがないのか、というとオーケストラに関してそれはどうなのかなぁとか思う。というのは、通常のチケットがTSOなんかのレンジと比べると高い。それはつまり、みんなで支えているという意味でもあると思うのね。


で、こうやって頑張って支えているというのはまことに喜ばしいし、それは多分アメリカ風でもあり、しかしどこか、ドイツのサッカーチームのある街のような気もする。こういうことが好きな私は、清水エスパルスはすばらしい、とか思うわけで、発足当時会員になってました。みんなが好きでチームを持つってなんていいんだろう、と思い、なんで清水の生まれじゃないんだと悔しかったが、がっかりしてないで、車でそう遠いわけでもないので見にいってました。サッカー好きだし。



まとまりないけど、書いたことをきっかけに、明日こそなんとかしよう。まずメモして貼っとく。はい。