いろいろあった昨日の今日なのに総括して申し訳ないです。
いずれ近々に何か書きたいですが、とりあえずドイツの結果を受けて世の中たいへん、みたいな感じで今日のマーケットニュース、ビジネス欄はおもしろかった。全然関係ないとはいえ私も今日は忙しかった。なんでだか。


★お知らせ:一昨日来のコメントをそのままにしておくとそのことをお気にかけてくださる方もいられるようで、結果的に次の問題が、とならないために一昨日からのコメントをすべて削除させていただきます。有益なコメントをいただきました方、励まして下さった方、本当に申し訳ありませんが、どうぞご了承くださいませ。


その中でカナダのハイライトはなんといってもカナダドル
カナダドル、ほとんど全面高で、対米ドルでは1992年以来の高値。85.74カナダ=1US。

70=1、みたいな感じで長らく暮らしていた時期を昨年脱し、そのまま流れてきて、原油高騰でさらにカナダ経済にとっては、というよりカナダドルにとっては追い風になっている。こういう場合、カナダの新聞も雑誌も人もみな、ルーニー(カナダの1ドル硬貨)があがった、ばんざーい!となる。輸出で食べてる人が沈みこんでも関係なし。
Canadian dollar surges to 13 1/2-year high as crude oil futures spike
http://www.canada.com/news/business/story.html?id=64b21ce0-783e-401d-a96b-5dd3a3a394d8


しかしどうなるんだろう。この差異がなくなったおかげで、オンタリオ州の観光は大弱りになっているという報道をついこの間見たんだが。つまり、アメリカの観光客は、カナダドルだと自分が優位に立つからお買い物がてら流れてくる。長い国境線にそって各地でそれは起こっているのだが、とりわけ観光ということになるとオンタリオに人が集まる。が、もう優位でなくなってきたために観光客はチャートつくって一目でわかるほどに落ちている。で、このことは物品、製造も同様。


が、もちろんそれだけではなくて、この2年間のカナダのアメリカへの政策がどうしても気にいらないということで来ない人も少なくはないのだそうだ。(さすがに製造拠点移したりはしないだろうが、新規ならやめるかもしれないといは言える)


対日本では、今ヤフーでみたら95.42円=1カナダドル。ほとんど100円。日本円で暮らす日本人は涙もの。留学関係、旅行関係は大変だと思う。すでにトロント市内の物価(とりわけ、家賃、観光にとってはホテル)がもうこれっていっぱいいっぱいではないのか?という感じなのも気になる。暮らし方によっては東京中心部をのぞく日本より生活費がかかることもあるぐらいだ。なんせ、何を買っても、15%の税金がついてまわるので、物品単価だけを比べても意味はない。


強くなったことで(ルー二ーというある意味でリアルで、しかし実態的でもないそれで)、かえってボディーブロー的なものが予想されるのではないか、などちょっと心配。クオリティで売らないとならなくなるわけだが、できるんだろうか・・・。