都議会議員選挙

2005年度都議会議員選挙は公明党の一人勝ち
http://www.wafu.ne.jp/~gori/diary3/200507041224.html


goriさんが過去の選挙と今回の都議会選挙での投票数推移を書いてくださっていた。

ただし選挙の種類が違うので単純比較の是非はとりあえずおいて、というgoriさんのいう通りに見ないとね。


日本における大部分の選挙体験を東京で得ていた私としては(なんてへんな日本語なんだ)、ざっと見て、民主が伸びないことが印象的か。


私自身はほんの一時期以外民主もしくは社会党共産党といういわゆる革新系(古い?)が強いところに住んだことがなくて、東京は革新系が強い、みたいなのがあまり実感できなかった口なのだが、特定の一時期に、民主党ダントツ強しの地域に住んだ時、ああこういうことねと結構驚いたことがあった。はなっから、民主って人がイパーイで、それらの多くは旧社会党社民党からの流れのように見えた。田舎は自民党とかいうけど、心理的にはおんなじじゃんかと思った。


で、労働者の味方だってのがウリだからこそサラリーマン、分けても「地元」じゃなくて、自分で家を借りる、購入するですんでいる人たちの味方だ、みたいな理由でこれらの人はかつての一時期からこの分類となっていたの世蹐Α


しかし、これらの人々がかつて購入した家はその息子、娘、さらには孫にとっては、生まれつきの資産なわけで、この場合は、いわゆる田舎の構造と何か異なることがあるのか? にもかかわらずこの分類が生き得るのはなぜか、などなどしばらく考えていたものだった。



と、この疑問はアメリカでも持った。なんだその、俺は黒人だから民主党って、と思った。ほとんど何の政策にも理解がないのにもかかわらずそうなっちゃうって何よ、と。


ともあれ、東京ではこういう階級モデル依存体制は10年ぐらい前からすっかり消滅した感じで、その後はまったく別の話で争っている気がする。一方アメリカは依然としてこの分類が日本との比較でみれば生きているといっていいだろう。


結論はないんだが、まぁそれだ。民主党は早晩なくなるなとポツリと思う夏の入り口。階級依存モデルでもなく、だからといって新しい社会モデルがあるわけでもなし、特別に倫理的だなんてこともなく、元気があるってもんでもないし、ご利益確証型でもなし(笑)、罰当たり推賞モデルもない。義理堅いわけでもなく、意地があるわけでもなく、聡明なわけでもなく、調整がうまいわけでもない。きれいなわけでも心安らかなわけでもない。そもそも、嘘でもそこに住むひとびとのためになりたいという風情がまったくない。大変だな。


地方議会ネタでもういっこ。


岸和田に見る地方政治からの日本国の浸食。
殿下さま沸騰の日々『てめーらなめんなよっ!』


岸和田のバランスシートとか見てみたい気もする。