ユノカル買収、米下院が差し止め可決

New hurdle for China's Unocal bid
http://news.bbc.co.uk/1/hi/business/4639849.stm


中国企業の米石油ユノカル買収、米下院が差し止め可決
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050701-00000512-yom-int

米下院は30日の本会議で、中国国有の石油大手、中国海洋石油による米石油大手ユノカルの買収を差し止めるための2006年度財務省予算法案の修正条項を可決した。

採決は賛成332に対し、反対92の圧倒的多数で可決され、中国企業による米石油大手の買収に対する議会の反発の強さを物語った。


しかし、「ただし、同内容の法案を上院も可決して大統領が署名しない限り効力は発生しない。」ので注意。



朝、なぜカナダにいるのに「中国」、「韓国」の話ばっかりおってるのかと書かれた時、瞬間頭が沸騰した。これは反省。大人げない。

しかし、それこそなんでそんな疑問が出るのだろう?と考えた。


一つの理由は、日本の主要新聞、わけても朝日など「マニア」に受ける新聞が、現在チャイナがおかれている情勢をまったく正しく伝えていないからではないのか。なんにせよチャイナにとって不都合なものは、書いてはいけないという約束でもあるかのように(いや、あるんだろうが。あはは)ふるまってきた「ツケ」がここにある、と。


あと、世界で一番チャイナおよびチャイニーズにどこかしら好感情を持っている人が多いのも、少なくとも無茶なあざけりに対して「かばう」姿勢で向かう人が多いのは日本および日本人だと思う。



で、経済産業省ったら今ごろこんなことをいうし。


中国進出企業の事業リスクに警鐘、経産省が通商白書
FujiSankei Business i. 2005/7/2
http://www.business-i.jp/news/china-page/news/200507010008a.nwc



まったく個人的な感想だが、確かに市場のでかさと低賃金は魅力だろうが、それとカントリーリスクが見合うのか、わけても革命リスクを折り込めるのか、ことにリーガルに、ぶっちゃけ利益を引き出して持ち去れるのか、ってのを考えていくべき・・・だったよな、とか思う。あとは、こもごも持ち出されることによるビジネスモデル劣化のリスクも大きいでしょう。今朝の読売新聞が書いていたらしいが。


北京五輪「ニセモノ」排除=威信かけ汚名返上へ−中国
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050702-00000057-jij-int

2008年北京五輪のスローガンが「一つの世界、一つの夢」(中国語で「同一個世界、同一個夢想」)と発表されたばかりだが、北京五輪組織委員会は五輪のスローガンやロゴなどの偽物が後を絶たないため、徹底した対策に乗りだした。


自分のところでさえもこれ。これまで世界中でやってきたことを北京当局はどういうつもりなんだろうか、だな。
クレヨンしんちゃんはどうしてくれるんだ。


なんんせ、自分のところのビジネスプランをよく見てみて、そんなに急激な拡大が可能なアドミンなのかってのもいっぺん考えた方がいいと思うんだが。で、トヨタみたいなマルチ国籍のところと自分を一緒に考えるのは間違いだろうと思う。目先の損失が可能な体力があるだけでなく、マルチのところはいくつかの国で並べて利益を出せる構造にしてる、一つのカントリーリスクの波及を遮断できるシステムで動いているんだろうと見える。自社はそんなことが可能なのか・・・。