慰安婦賠償訴訟、米連邦高裁が請求棄却


韓国人女性らの慰安婦賠償訴訟、米連邦高裁が請求棄却
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20050629i302.htm

【ワシントン=菱沼隆雄】韓国人女性ら計15人が旧日本軍の「従軍慰安婦」だったとして日本政府を相手取り起こしていた損害賠償請求訴訟の差し戻し審で、ワシントンの米連邦高裁は28日、訴えは司法判断のできない政治的な問題とする一審の連邦地裁の判決を支持し、原告側の請求をあらためて棄却した。


US court rejects WWII sex slave lawsuit
June 29, 2005 - 7:39AM
http://www.theage.com.au/news/World/US-court-rejects-WWII-sex-slave-lawsuit/2005/06/29/1119724661206.html?oneclick=true

In its opinion Tuesday, the appellate court said it is extremely "clear the Allied Powers intended that all war-related claims against Japan be resolved through government-to-government negotiations rather than through private tort suits."


二国間の交渉でやるもんで、個別の不法行為訴訟でやるもんじゃない、と述べているそうな。


こう、見てて思うんだが、「戦争」って国単位でやってました、ってのがどうしても腑に落ちてない人々が世界中で訴訟を起こしまくってるか、さもなければ、プライベートの裁判を作ってしまうという傾向にあるようだ。で、なぜ国単位でできないかといえば、当時「韓国」はなく、当時のチャイナは今のチャイナと敵でした、だから、というのも遠因だと思う。


で、このへんのことを曖昧にして、たとえばニューヨークタイムスなんかはむしろけしかけて来たに等しい行為を再三再四に渡ってやっているわけだが、これってやっぱり長い目で見たら(中期的にでもだが)、個々の人々が当然に形成し得るはずの歴史観形成を重大に、有意に、もうどうしようもなく阻害していると思う。


さらに、悪いことには、その認識内で育つ人ばかりが地球上の人でなく、アメリカなどさらにそうだ。いろいろわかってる人は年をとればとるほど実際には少なくない。正当な関係線としては、日本は敵だった、ではあるし、今だってコンチクショーとか思う人が双方にいるのは嘘ではない。が、事実関係まで、個人が雑作もなく知り得、かつ訂正し得る事実関係まで怒りにまかせてとろけてしまってるわけではない。


ま、そういうわけで、なんにせよ、よかったよかった。ってか、差し戻した理由を調べておかないとだな、ではあるな。またこいつらか、かもしれないし。