スコープ、よくもあきずに同じ

人権擁護法案の了承見送り 自民部会、審議大荒れ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050311-00000006-san-pol


自民党ってへんな集団だなとつくづく思う。今ごろ気がつくのか?みたいな。よくも悪くも、「審議では法案の部分修正ではなく、法案自体への批判が広がっており、今後の党内調整は難航しそうだ。」という事態に達して、こりゃいかん、選挙民は黙っちゃいないとマジになったんだろうか。そこまでホントに気付かなかったのか、それとも、気付いていたけど、潮ってか波が来るまでは無駄な体力使わんといてみよ、みたいな感じなのか。


とりあえず、パラパラ見ているのだが、私は前に書いた通りの疑問がまだ解けないから現在のところのこの法案には賛成できない。


どんなケースを人権侵害といっているのかのモデル、スタンダード、原理原則がはっきりしていないのに、というか、していないからこそ執行委員会がある、みたいなのって、どうかしてると思う。


大向こうの了解を得たモデルが100個でも1000個でもあって、それでも発生するグレーゾーンのために決定機関があるというのならまだわかる。ただしこの決定機関は現行の法制度以外の法制度になるわけだから、そこにも枠は必要だし、そこには任期と、どうやったらその人を首にできるのかの決めごとが必要。また、ある種の罰則も必要だな。


だから、

「これだけ異論があるのに了承などできない」「こんなやり方では誰かさんの郵政民営化と同じじゃないか」と出席議員は一斉に反発。古賀氏はその後も「お願いします」と何度も頭を下げたが、ついに了承を得ることはできなかった。


頭を下げて解決するような問題になってなくて大変好ましい。白紙委任的にものごとを決めようとしなくなったという意味でこの事態は歓迎。何を裁くのか決めてないのに執行機関だけあるというのはあやまりだ。


コメント欄も含めて、またまたgoriさんのサイトを見せてもらった。そう・・・、ずっと同じ問題なんだよな、ってところがこの法案がovertに支持されていない最大の理由なわけで、それにもかかわらずよくもまぁ懲りずに、など私は思う。(書き方がへんですが、goriさんのせいじゃないですよ、へんな書き方してますことをお詫びしておきます。)


自民党法務部会人権擁護法案見送り。でも油断するな!
http://www.wafu.ne.jp/~gori/diary3/000485.html#14492