なんとなく外が騒がしく感じられる今日だわ

The Economistが、例の管理職になりたいが帰化はいやです、の裁判の話を伝えていた。


Second-class citizens
http://economist.com/cities/briefing.cfm?city_id=TK


日本では外国人は公務員にはなれるが、管理職にはなれないと最高裁が判決した、とパラグラフ2つで手短かに伝えている。記事自体なんの間違いもないと言っていえない[間違い訂正:こともない]ものだが、なんせタイトルが、「二級市民」だし、おそらくたいして考えたこともない人は、日本はやっぱり閉鎖的と読むのだろうなと思った。なぜなら、

Ms Chong sued the city in 1994 after she was barred from a test to become a manager because she is not a Japanese citizen.


彼女は日本市民でないことから管理者の試験を阻まれた後に訴えた、というのは本当でここで終わっているから。しかし、書かれていないことが一つある。彼女は日本市民になりたくないばかりかほとんど敵意まであっさり見せてしまうのだ。おにいちゃんが呼びかけるほどに。


この話題が出た時私が真っ先に書いたことが杞憂でなかったと思う。つまり、この手の話で個人が不当だと訴えてるといった場合、市民権を得たいのにとれない、みたいなことを想像する人は多そうだ。だから、そこじゃないのだと言わないとこの話でどうして日本の多くの人が腹をたてるのかの本当の意味は伝わらない。

ここを伝えないのは全然フェアじゃない。つまり、落とすことで、記事自体には嘘はないが、大きなバイアスをかけているというべきだろう。Economist、ケンカ売ってんのか、ではある。


でも、人々の間、みたいなところでは私の経験からは、今まで、『へ?」以上のコメントをくれた人はいないです。今朝もベトナミーズのヌードル・ショップで友達とその話をしたばっかりだったのだが、なんかへんじゃないか、その話、と背景を知りたがっていた。そういうもんだろ。