アウシュビッツを記念する国連特別総会


今日の新聞のトップニュースはこれ。
UN remembers Holocaust with special assembly
http://www.cbc.ca/story/world/national/2005/01/24/un-session-050124.html


4日間に渡ってホロコーストを記憶するためのセッションが開かれる。国連という第二次世界大戦終結に際してできた組織がこのような形でホロコーストを認めるのは初めてだそうだ。


またこの特別セッションには、国連加盟国191か国中148か国が賛成した、そうだ。残り43か国とはどういうラインナップなんだろうかとちょっと気になる。カナダはイスラエルとともにこのセッションのために尽力したらしい。


関係ないが、どうしてアウシュビッツと呼ぶんだよ、オシフェンチムと呼べ、と言うポーランド人に何度かおめにかかっているのだが、思えばなんでなんだろう? ポーランドでしょ、だって。英語環境でもそうだが、日本語環境の場合は、すべからく地名、人名は現地名にすることがスタンダードとされていると言っていい状況があるわけで、だったらさらにおかしい。


と、上の話をこっち時間のお昼に書いて今夕方。日本時間の朝9時。みまわしたところ、

BBCワールド
アウシュビッツ解放60周年式典を生中継
http://www.mainichi-msn.co.jp/it/network/news/20050124org00m300076000c.html


これしかこれ関係の記事がない。

ニュース専門チャンネルの「BBCワールド」(BBC Worldディストリビューションジャパン、東京都港区、松田和)は、アウシュビッツ強制収容所解放60周年記念式典の模様を生中継する。放送は27日午後10時25分から。二か国語で放送される。


すごい式典だから放送しますよ、と。そういうネタなのかこれは??


どのみちWWII以降の枠組みについては何にも言えない私たちではあるにせよ、なんつーか、ホロコースト問題に関心あるなしを問わず、現在の国際情勢に対してかなり影響のある問題だろうと私は見るんだが・・・。ってかまぁ路線は決まってるという意味なら驚くことは別に何もないわけだが、しかし、やっぱりなんかへんじゃないのかこういう外信の扱い方は。


U.N. Asks if World Has the Will to Stop Genocide
http://www.nytimes.com/reuters/international/international-un-holocaust.html


国連はジェノサイドを止める気があんのかどうかを問うている、ってのに、繰り返すが疑義があるならあるでもいいんだが、とにかくそういう論調がメジャーに出てまっせ、とまでは伝えにゃじゃないのかな、と寂しく言ってみるテスト、か。


Soviet Veteran Remembers Auschwitz
http://www.themoscowtimes.com/stories/2005/01/25/003.html


まぁしかし、ソビエト兵士がアウシュビッツに入って解放ねぇと、それはやっぱり、それは一方でそうなんだろうが、私ら知らんよと言いたくなる気持ちは私にはとてもある。なんだよソビエトって、勝手に事業畳んで後のことは知りませんとまるで株式会社のような国だった、などとも言いたいものもある(一応知っていたとしても歴史まで譲り受けてはいない、と言い逃れることが可能だ。私はソビエトに反対してました、みたいな)。しかしまさか日本のメディアがこの件について沈黙する理由がそんな本格派のナショナリストみたいなことってあるか? それならそれで私はその姿勢を買うが。


とりあえずまた見てみよう。
googleニュース検索 日本語で、国連
http://news.google.com/news?num=30&hl=ja&lr=&c2coff=1&tab=wn&ie=UTF-8&q=%E5%9B%BD%E9%80%A3&btnG=%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9%E6%A4%9C%E7%B4%A2


同様に、英語指定で、UN
http://news.google.com/news?num=50&hl=en&lr=&c2coff=1&output=search&ie=UTF-8&q=U.N.&btnG=Search+News