極右/ちょと民族派/ちょっとリベラル/極左の4つ組にする


今日は今日とて別のサイトが安倍発言をテキスト化してくれていた。お借りします「株式日記」さん。


2005年1月16日 フジテレビ「報道2001」安倍発言部分
田原氏は安倍氏の発言を度々遮り朝日への批判を封じた。
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu87.htm


安倍ちゃん的には、この話は、朝日が政治家の圧力問題で行っているのに対して、こういうことですってことらしい。

◆【安倍】 あのー、これは本当に、あのー全体の大きな構図で見ないといけないと思うんですが、えー五年経ってですね、えーなぜ今頃こういうことが起こるのか、えー海老沢さんはじめNHKが批判される時を狙って、そしてまた私と中川さん一生懸命北朝鮮との問題で厳しく対応していて、経済制裁を主張している私たちを狙い撃ちする構図があると私は思います。


ここまで言い切るのかぁと結構驚く。ネット上じゃ珍しくもなんともないが。そこから対談のホストの竹村健一氏(写真を見たらやせたみたい?私の印象が古いのか?)が、ダン・ラザー・ゲートを枕に、教科書問題で文部省の圧力で侵略を進出と書き換えた、さあ大変、しかしそんな事実ありませんでした事件に触れて、ところで北朝鮮工作員って云々と再度流れを戻すという、なかなかよくできた(?)、少なくとも安倍側からしたら大成功って感じの構成だったようだ。一方で、漏れ見るところでは田原総合したら0なのか一朗こと、総一朗氏は安倍氏の発言をさえぎっていたよし。



さて、私が思うのは、朝日の記事が甘々であることはそれとして、そうして記事を出してしまうということは実は反論機会を相手に持たせない(お詫び広告は普通実質的に意味がない)という意味で対話になってないのはそうだとして、一方の当事者の言い分をテレビできれいさっぱり流してしまうというのもどうかと思う。こういう場合は、ガチンコを組ませるべきじゃないのか? 当事者の言い分を同じところできかにゃだ。


NHKの職員でも幹部でもなんでもいいから俺がこの件を代表できるという人物が安倍氏と画面2分割にして出る。いやスタジオでもいいけど、しゃべりにフォーカスするには以外とリモートっていいと思う。


同じことはNHKの番組にも言えて、1本の番組に対して公正だの中立とかをしゃかりきになって求めるのはもうやめたらどうだ? 中道とは時と場合を限定して以外にはありえない(宗教的な見解は置くとして)。このいい加減で曖昧な言葉を政治から外すべきだ。あるのは意見A、B、C.....であってその中で個別の案件に対して個別に中道が存在する。いつも中道なんてただのウソ(後から考え時あの人はいつも真ん中を取っていた、とは総括できるが)。以上。


いや以上じゃなくて、とても極端な番組をどうしても報道しろと圧力(ただし市民団体が言う場合は要請か;皮肉)をかけた場合には、その団体をちゃんと明らかにして制作すればいい。でもって、制作者、あるいは大本のディレクターの使命は、だったらその反論、まったくの反対ってなんだろうと探してきてそれもやること。これを徹底的に笋譴襪海箸?海凌佑傍瓩瓩蕕觧饉繊


例えば、極右/ちょと民族派/ちょっとリベラル/極左の4つ組にして、極右には極左をぶつける。ちょっとにはちょっとだ。当然マーケティング的にはスポンサーは後者に広告を入れるな、きっと(笑)。


そうなると民放にちょっとvsちょっとを持っていかれるから残るNHK極左vs極右か。すごいけど、これはこれでものすごく公共の役に立つじゃないか。民業を圧迫もせず地味ながら公共に奉仕する団体があってもいい。で、時がたって4つがまた別の割れ方をしたら適当にまた配分すればいい。


中道なんておためごかしを言ってるから、事実上の影の無惨な争いになるんだと思う。


ってことはだ、今回の場合は、「女性国際戦犯法廷」だそうだから、これに負けないぐらい過激な集会を開いた様子をNHKが報じればいい。


が、もう一段あるな。その時朝日は、日本軍国主義が復活の兆しが危ぶまれると識者が語ると英語版で報じてくれるだろうに3000ペソだから(笑;自説で言わないってのがミソね)、対抗としては、左翼に席巻されてるんだ、を伝える英語メディアが必要なのだな。実際それが極端と極端なんだから。


外国のことなんてどうでもいいという人もいるだろうけど、外の人にではなく内の人間にとってよくはないだろうと思う。ある一方からだけの視点で見られ続けることは、自我の形成に対してとても窮屈な箍をはめることになると思う。


自虐が起こるのは好かれたいからで、別の言葉でいえばこれは甘え、受動的愛情期待じゃないかと私は考えるわけでこれはこれで別のところで討議したいものだが、いずれにせよ、根本的なアクション、リアクションの構図を見直すための策は必要だろうと思う。