ニュースの加速度

何日か日記を更新できないかもと書こうと思いつつばたばたして書き込むこともできずにオフライン休暇に突入してしまった。ちょっと旅行してきた。


その間、インターネットに全然アクセスせずに旅の間に成りゆきで見るテレビと新聞だけの生活をした。いやぁ、tsunami恐るべし。何百人が何千人の被害となって、えええ、と思っていたら翌朝のテレビは万のオーダー。そうこうするうちに、今日は10万の被害が予想されているというニュースとなった。


インド洋大津波 死者10万人超す恐れ 邦人死亡5人 史上最悪の災害に *1)
http://news.goo.ne.jp/news/sankei/shakai/20041230/m20041230000.html?C=S


CNNやBBCを中心にしたテレビ環境で見た映像はどれも驚くべきものばかり。海に死体が浮かんでいる映像にはすごすぎて言葉も出なかった。帰ってきたばかりなのでこれからもう少しニュースをチェックするつもり。それにしても、ほんの数年前までニュースといえばこういう感じで伝わるものでしかなかったのだなという環境に数日暮らしてみて、ネット環境で受け止めるニュースのなんと詳細なことよとそれに驚いた。テレビというのは映像があるからインパクトは伝わるが詳細を納得するほどではなく、また新聞というのは遅いのだなと、考えてみればどれも当然なことなのに、今日それを体験するためにはこうやって「不便」な環境にしないとならない。世の中の重心みたいなものは変わっているのだな。


1) この地震の正式名称は、出回っているところを総合すると「スマトラ島沖地震」なのか? 津波にフォーカスをあてた場合はこの記事のような「インド洋大津波」というのもかなり正確なような気がする。カナダで見聞きする限りでは、「南アジアでのtsunami」という言い方が多いようだ。