『マニュファクチュアリング・コンセント』


で、上であげた本はこれ。でもこれは映画として有名。去年あたりもトロントで見た。世界中で断続的に上映されているらしい。日本でも上映グループがあるようだ。

しかしながら、なんつーか、チョムスキーの最良の部分ってか最も現代にとって役に立つ、有用な部分とはメディアを読む行為を人びとに訴えたことだったのじゃないのかと私は考えるのだが(その結果チョムスキーが好むような路線で人びとが語らなくなるという意図と結果の乖離があることも含めて;カナダは部分的にはそうなのじゃないかとしばしば思う)、なぜだか日本での受容は、「チョムスキーがそう言っている」だったりするように見える。これではチョムはオーソリティーになってしまう(そうしたいかもしれないが)。これは読み手の側の問題だ。


Manufacturing Consent: Noam Chomsky and the Media
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