賢者のおくりもの


銀時計の鎖を買うために自慢の髪を売った女と、その髪を飾るための櫛を買うために大切にしていたその時計を売った男…。覚えないですか?


大人になってから考えたところでは、どうしてそうまでしてプレゼントを買わないとならないのだとの疑問が浮かばないことはないのだが、真心を伝えるためにモノは要るともやっぱり言えるのだし…と毎年考えさせられる。子どもの頃には、ものすごく感激して今もその感激は結局のところずっと残っているようだ。

賢者のおくりもの (講談社 青い鳥文庫)
賢者のおくりもの (講談社 青い鳥文庫)