韓国にとっての北朝鮮とは


何回も同じ見出しを立てている気がするけど、とにかくこれが見えないってのが私にはとても問題だと思っている。盧大統領と純ちゃんの会談を受けてのチョソン・ドットコムの社説。一言でいって、連携を深めるにも、では自分たちはどのぐらいまで先を考えているのかがちらほら見えないと話にならんと思うんだが。日本にしてももちろん同じではあるが日本の場合は危ういまでに覚悟をしている様子にとにかくなってしまっている。さてそれを受けて、


韓日の連携を深める時だ
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/12/18/20041218000000.html

 「北朝鮮が崩壊する可能性はほとんどない」という韓国と、「北朝鮮を解放することも念頭に置いている」(自民党武部勤幹事長)という日本、「北朝鮮への圧力は効果がない」という韓国と、「中国が制裁に合流すれば北朝鮮政権は交代する」(自民党安倍晋三幹事長代理)という日本、北朝鮮人権法に反対する韓国政府と、与野党合同で日本版北朝鮮人権法を推進する日本の姿は、両国首脳が強調する「連携」の基盤が極めて脆弱な状態であるという推測を裏付けている。


とりあえず、「崩壊する可能性」という意味をどのように考えているのか。つまり、こういう書き方をすると、17日に引用したように、体制の変更の可能性をどう考えているのかがボケてしまう。ここが焦点ではあるわけなのだが・・・。で、そのための大義なり、取り組みの枠を考える時期に来ているのではないのかと私などは思うわけだが。


これについてはここにまとめた通り。


北朝鮮とは韓国にとって何なのだ?
http://d.hatena.ne.jp/Soreda/20041206


ぶっちゃけ、言うところの金豚の体制を存続させるために貢献することって、このまま放置していたら、倫理的に切れる、ってのを阻止できなくなると思う。こうなった時のこれまた言うところの「庶民」って恐い。収集できなくなる可能性は高い。ってか、今の日本がまさにそれだし、これがアメリカで起こった場合、誰か止められるか? 反論をどう構成できるか? 私はそれをチョソン.comに期待しちゃったりなんかしていたんだが、どうもなぁ。なんか、ピンと来てないっぽい。思えばポーランドでの発言が象徴的だったのかもなぁ。