カナダでUNサミットを呼びかける

今すぐ何がどうということもないのだが、カナダの首相マーチンが、francophoneの国々の外相が集まってサミットしない? カナダはホストになるよ、と47カ国に呼びかけている。国連改革という心づもりらしい。francophoneとはフランス語しゃべりということ。だいたい、ってことはそのあのでフランスの影響下にあった国々で、そうなるとだいたいアフリカからしらねという感じか。


PM calls for UN summit in Canada
Martin invites the world to come to Canada to talk about United Nations reform
http://www.thestar.com/NASApp/cs/ContentServer?pagename=thestar/Layout/Article_Type1&c=Article&cid=1101510610764&call_pageid=968332188492&col=968793972154&DPL=IvsNDS%2f7ChAX&tacodalogin=yes


UNでは「ジェノサイド」というケースでないと踏み込めない。が、そういう定義でいいのかどうか、暴力という定義を討議しないかというのが中心テーマになるようだ。ま、そうだろうが。であれば、当然のことながら、そうやっていつも強国、大国は小国に介入してきたよな、おい、というリアクションが予想される。しかし、それでも一回集まってみたらどうだろう、こうやってみんなのコンセンサスが得られれば、それが従って国連で認められるということもあるでしょ、とマーチンは言っている。


ちなみにカナダの連邦レベルの政治家で首相になろうという人はみんなフランス語もしゃべります。どんなに内心クソったれと思っても。


さてどうなるか。全然わからないけど、とりあえずそうやって国際問題でイニシアチブを取るのが自分をも活かす道だと堅く信じているカナダだから、きっとホントにやるんでしょう。で、こういうことをする場合、大国というか関係諸国には連絡すみで、結構いいリアクションも得ているということなのだろうと思って見たりする。列強の思想的に活きているとでも言ったものか。


で、カナダ、外から見た時、特にルールについて比較的一義的で手堅い(よくいえば)、あるいは一本調子で融通というものがあまりない(悪くいえば)という国であるところの日本なんかからすると、ちょーーー付き合いづらい国なんじゃないかのかなと思ってみたりする。