もっと見栄えを! 


Rice Is Named Secretary of State
Powell Successor Must Be Confirmed by Senate
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/articles/A53673-2004Nov16.html

コンドリーサがパウエルの次になりました、ということらしいが、なんかこの交替を見てしみじみパウエルの役割がわかった気がする。つまり、この政権にあってはどうでもいいポジションなのか、ここって、って感じ。


いやその、優秀なコンドリーサ嬢に何を言う、なんだろうが、無駄に頭のいいお嬢さんという気がしてしよーがない、最初っから。この政治家的な政治家の多い中で、学力優秀なことにどんな価値があるのだと言いたいものもある。考えてみればわかりきった話なのかもしれない。あと、ここまで公人なんだから精いっぱい力を込めていわせてもらうが、なんでこの人こんなに自信なげな顔なんだろうかなぁというのも、どうでもいい説につながる。この並びのポジションに本来求められているものってそういうんじゃないでしょ? 普通だったら。

どうでもいい説の真意は、つまりネオコン組の企画がある以上、この位置の人が働く意味というのは過小に評価してもしすぎるほどがないほど小さいってことではないかと思ったりする。パウエルは国際協調路線だったというし、なかなかうならせる討議も見た。でもそういうのって、現実的な政治的な意味からしたらなんぼのもんがあっただろう? 考えてみると、それも一こまみたいな感じだった気がする。企画の推進力が高すぎて、あとは組織を組織たらしめるため機関みたいな感じ。コンプライアンスがどれだけ勝れていても、製品と販売力がある企業と勝負ができるわけではない、みたいなものか。


ではブッシュはなんなのか。おっさんとして広く支持を集める役割なんでしょうね、やっぱり。結局この人のあのすべてがなぜだか絶妙なキャラになっているんだ、とは、私にはどうしても好意的な気分というものを生み出せないにしても、ここ4年でとにかくよぉーくわかった。カナダの記事がブッシュ=田舎もの、ケリー=有能だが退屈なCEOかと評していたことを前に書いたけど、この対比は多分正鵠を得ているのだろうとおもう、このへんの人の雑駁な印象気分として。だけどそれは当社の企画とは特に関係はございません。イメージとしてお考えいただければいいかと存じます、ええ、もちろん企画との整合性は当社で十分に検討させていただいた結果でございますが、だろうか。


今後の焦点は、ネオコン組の企画がどこまで推進力のある企画なのか、と、ネオコンは、いわばよそ者なんだから、そもそもの共和党本流はどうなるのか、になるんでないのかな。議会の共和党大勝ち状況を私はそう理解してる。

共和党って、ネオコンに軒を貸して母屋を取られたみたいな感じなんだと思うのだな、私は。そう、ここでもパウエルがになっていた役割が宙ぶらりんだったことがわかる。共和党内に、ネオコンと国際協調派って冗談のようだ。


コンディはブッシュの愛人だ説が流れているらしいが、私は聞かなかったことにしたい。とても。