一応読んでおいて悪いものでもないでしょう

アイリス・チャン反日国際包囲網
??かくして日本の戦争責任を追及する国際世論は作られた
http://www.nipponkaigi.org/reidai01/Opinion2(J)/diplomacy/airis.htm


あまりにも過激な感じがしないでもないから引用するのがイヤだったりもするのだが、この件に関してほとんど知らないという方、一応、眉につばでも頭にスカーフでも鎧でもなんでも着て、目を通してみるのも悪くはないと思う。私に関していえば出来事とか組織に関しては、自分の記憶とも多く一致してるのでなるほどと思う部分は少なくない。解釈はいろいろだろうが。

[追加]

ようするにロジックは、これ。

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今回の一連の訴訟を支えている論理は、日本の戦時政策はドイツのホロコーストと同じ「人道に反する罪」にあたり、国際法上認められた「時効」は適用できないというものだからだ。つまり、アメリカで起こされている戦後補償裁判の思想的な争点は、戦時中の日本軍の行動がナチス・ドイツが行った「ホロコースト」に当たるかどうかなのである。

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http://www.nipponkaigi.org/reidai01/Opinion2(J)/diplomacy/tainichi.htm


(在アメリカ、カナダの人は上のURLに一通り目を通しておくことをおすすめする。個人的にある日突然言われたらそのショックが大きいだろうから、この記事に対しても批判的に読みつつ、予備知識をつけて自分なりの反論を考えておくことは効果的かと思う。マジで。)


正直にいえば以前は私は、考えすぎか?ぐらいに思っていた。今も部分的にはそう思う。が、ニュースの流れを思いかえし、かつ近年は実際追って記録している、その中で考えてみれば、確かに執拗に「ホロコースト」にしたがっているのはよくわかる。

また、キーが、なぜだかどこをとっても「レイプ」だというのはどういうことなんだ?というのも疑問だが、これは最も人の気を引きやすい問題であり、かつ大事なことを隠蔽する効果があると考えるべきなのかもしれない。つまり、南京事件の争点は数だと一般的に言われるし実際その数30万人をどうしても維持したい人びとがいることはわかる;しかしそこに焦点を移すことでその数の中身は何かという問題が消え去る;人はたくさん死んでいる、なぜならそこには「戦闘」があったのだから、が見落とされる。戦闘要員の死体を虐殺というのなら、すべての戦争は虐殺だ。


そこで、ええ、そうです、というリアクションが待つ。それをもたらしたのは軍国主義軍国主義はよくない(さらにこの軍国主義天皇の責任だ、まで付属する人もいる)、と読まれる。ここに至って多くの人びとは反論する気を失う。実際それはよくないことだ、と思うから。そしてここに反論することは、ではあなたは軍国主義を支持するのか、に答えなければならない。

そういう問題ではないのだ。これは過去の事件の審理なのだ。


思うに、これに対抗する戦線を築くためには、このロジックを抜ける方法を開発する必要があるってことなのかな。リアクションではなくて、アクションからはじめられるように。