個別の事情が同期する時

歴史を見直すべきだ、と言うと怒られると相場は決まっているこの10年だが(^.^;;、個別のところで個別の人びとがやっていることは私のせいではない。


ヒトラーの「人間味」描いた独映画が公開へ、物議醸す
http://www.cnn.co.jp/showbiz/CNN200409150023.html


言おうと思って忘れてたけど、トロント映画祭でこの映画が上映されて物議を醸すということらしいですが、特に何も起こらなかったです。私は見てない。ただ、何か月か前から話題にされていて街の中のフリーペーパー(継続的で映画、文学に強いのがある;FPはとても充実したほとんど雑誌だ)で読んだ覚えがあったりして結構知られているようないないような、なんとも言えないところです。

ああそうか、だからイスラエルをサポートしよう派がこの頃目に付くのかと考えてみることもできるかな。そうかもしれない。

CNNの記事によれば、監督は、

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ヒトラーへの同情を呼ぼうとして製作したのではないと指摘。「ヒトラーは怪物で狂った精神病患者」という単純な人物像に終止符を打つのが狙いだったと説明し、

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ということらしい。この姿勢は買う。辻褄が合わなくなると狂人にするってのはなしだぜ。


こっちはこっちで、

高句麗史歪曲】「韓中5項目合意」無力化
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/09/16/20040916000076.html

チャイナとコリアというよりSコリアが意地になって古い古い話を語りながら、これを語ることが、「中国」とか「韓国」もしくは「朝鮮」という枠組みとは一体どのようなものなのか、という問いを開けている。開けているんだが、渦中にある人は多分あまり気がついてないかもしれないらしくはあるわけだが。

ま、よそ様のことですが、始終よそ様たるアメリカの新聞にも苦情を言っているのでこの朝鮮日報さんにも言いますが、見出しから「歪曲」ってのは、なんかこうプラウダというのはこういうものだったのではあるまいかと思わせるものがある(私は往時のプラウダを是非読んでみたいのだがどうしたら読めるの?)。論争を紹介しないとならないと思うわけだが・・・。


しかし、それもここまで来ると、内容精査の前にこの時期が時期なだけに、なんだかなぁ。Sコリア包囲網だよなぁ、なんか。


スペイン紙「韓国4228年間、中国の属国」
http://japanese.joins.com/html/2004/0927/20040927151552200.html


ところが、

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韓国が元々中国植民地だったと伝えた米CNNテレビ▽平壌ピョンヤン)を中国植民地だと紹介したヒストリーチャンネル−−などのケースと同じ脈絡のもの」だとし「中国が『東北工程のグローバル戦略』の一環に、全世界のメディア通じて韓国歴史のわい曲を展開している証拠」だと話した。

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それは甘いと思う。