核と手打ち

UN demands N. Korea scrap nuclear-arms hopes
http://www.theglobeandmail.com/servlet/story/RTGAM.20040924.wnuke0924/BNStory/International/?query=north+korea


金曜日、ウィーンでAtomic Watchdogの会議があって137カ国が集まった。そこで北朝鮮に核の野望を持つのをやめるよう求めた。

これはこれで別になんにも珍しい話ではない。

が、私が、これって多分珍しいのでは?と思ったのは、この記事の最後のパラグラフ。雑に訳すと、

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イスラエル自身は所有を認めてはいないが、こうした兵器(核)を持っていると広く信じられている。過去の総会では、ムスリムの国家が、翌年の会議の議案にこの問題を引き継ぐことに合意する代わりにイスラエルが達成しているといわれる「核能力と脅威」を批難する決議を提出するのをやめることになっていた。

そしてその代わりにイスラエルは、中東域を核フリーにすることを求めてエジプトが提出した決議に反対するのをやめることにしていた。

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と、AP伝なのだが、なんというか、この身もふたもないやり取りを皮肉っているとも見えるし、それよりも前にメジャーな新聞でイスラエルは核を持っていると載せること自体がとても珍しいのではないかと思う。って、まぁ投書欄などで何度でも言及はされているし、知らない人もいないだろうが・・・。いや、そんなことはない、この間日本人の女性とこの話をしたら、「え、イスラエルって核持ってるんですか?」と言われ、私が「と言われているし、その来歴もかなり詳しく検証されていると記憶しますが」と答えたら、「決まったわけじゃないんでしょ、噂かもしれないわけだし」と言われたことがあったのだった。その時私は、じゃあさ、誰も見たことがないってんなら、ロシアが核持ってるとかアメリカが核持ってるってのも、使用した2回以外には噂かもね、と喉まででかかったが止めた。


それはともかく、どうしてこれがGlobe and Mail紙上に出るかといえば、その1つの決して小さくはない理由は、ライバル紙トロントスターが基本的にはイスラエル万歳だからだろう。今朝のトロスタには、まさにSupport Israelのバッチまで掲載されていた。ユダヤ暦の新年は9月始まりだとかいう、そのなんかにあたっているらしい、今。すんません、よく知りません。ユダヤカレンダーを一回もらった事があってその年は知っていたのだが、基本的に興味がないのか覚えていられなかったらしい。