DNAをデータベース化へ 警察庁、捜査に積極活用

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040917-00000003-kyodo-soci


データベース化というのは何を意味するのだろう?
保管、管理ではなくて、使いやすくする、二次利用するための仕組みを作るということか?

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警察庁は、犯罪捜査で現場から採取した血液や体液などの「DNA型鑑定」の結果をデータベース化する方針を16日までに決めた。令状に基づき容疑者から採取した血液などによる鑑定結果についても同様にデータベース化したい考えだ。

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ターゲットをどこまで拡大するんだろうか。なんかのお調べで協力しちゃった人なども含まれ得るよな、そりゃ。令状に基づき云々とあるのがわざと、ここが限界ですと言っていることになるのだろうが実際に行なわれていることを想像したら、集めちゃったものはみんないれちゃいそうじゃない?


で、そういえば、
日本の治安、86%が「悪くなった」 内閣府の全国調査【朝日】
http://www.asahi.com/national/update/0919/003.html


こういう記事もあった。転んでもタダでは起きない警察ってことでしょうか。

アメリカは、テロリストがいるかもしれないから指紋やら虹彩やらの個人データ収集、日本は治安が悪化したから収集。それぞれ理由は違う(同じといえば同じだが)が、目標は一緒らしい。で、目標は収集ではなくて、治安悪化の改善だと思うが、これで改善されるのだろうか。アメリカのことは放置するとして、日本の治安の悪化って、まずもって警察の検挙率の圧倒的な低下じゃないのかという気もするわけだが、これの改善策なるものはあったのだろうか。さらには、恐いんです、なんかへんなんです、と言っても行っても、警察は事件にならない限り動きません、みたいな態度を取り、それによって実際事件がおきたというのも随分あったように思う。このへんの改善策などはあったのだろうか。

根本的に問題なのは、アメリカでいう軍及び連邦関係の捜査主体、日本でいう警察というのが、実際には国民の管理が届かないフィールドになっている、あきらかな不透明化にすすんでいる(疑えばそれが事案化されて拘束、逮捕になりかねないわけだから)、ということなのじゃないのかな。