韓国の外国人配当金額が増加

景況感、7四半期連続で「低迷」
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/09/10/20040910000073.html

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また、国内企業が外国人株主に支給した配当金が第1四半期の12億ドルから第2四半期には21億ドルに急増し、国民購買力の損失を招いたことが分かった。

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過去との比及び全体の配当量が手元にないからなんとも言えないけど、97年以降のことを考えても低下しているってことはなさそうだな。その上先日の記事によれば国内の人間が移民に対してとても積極的だという。ちょっとこれは本当に危機だろうと思う。

でもって、こういう危機はいずれも「自由」によってもたらされていることに気づいておくことは有益だろうと思う。1つは自由経済だ!との主張、もう1つは、国境などなくなるほうがいい、人は自由に移動するべきだ!というもの。普通この両者を支持する母体はまったく逆のつもりでいるのだろうが、実際にはまったくの表裏だ。実際最初から同じなのだから。


しかしだからといって、自由の対極を求めて「不自由」に突っ込むことはない。適宜国境線を設けながら、浸透膜よろしく調整していけばどっちにとっても長期的に見て悪いことはないと私は思うわけだが。とにかく、まず、少なからぬ日本の人びと、お願いしますから、「国境などなくせ!」というおそらくは個別の人への善意から出たであろうその主張がかなりの場合「悪意」に用いられていることを自覚してほしい。