戦いのある街らしいのだ

更迭の野上氏起用に異例声明
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040831-00000247-kyodo-pol

この外務委員会の構成を知りたい。


陸自に狙撃班新設、来年度3百人 防衛庁、市街戦を想定
http://www.asahi.com/politics/update/0831/003.html

う〜ん。市街戦って何が起こるわけ?

警察では足らない事態を想定しているわけですね。

「同庁はゲリラなどへの対応の強化を掲げており、概算要求では今年度より121億円多い381億円を計上している。この銃の購入費のほか至近距離の射撃を訓練する施設の建設費なども含まれる。 」


ゲリラ想定と。

この間「ペルソナ」を再読したばかりなので三島由紀夫の時代を思い出さずにはいられない。三島は己の幻想にマジに突っ走っているのだが、現職の自衛隊高位関係者は、三島をたき付けつつ、治安出動を睨む、しかし現実に起こった学生やらのデモは単なる騒乱でしかない。とてもとても治安出動には至らない。そこでこの人はあっさり引くのだが、昇ってしまった三島はもう降りてこられない。この人にとって三島の人生など良くも悪くもどうでも関係はなくて、彼にとっては自分がそのポジションにいる時に治安出動になったら首尾よく成し遂げなければならない、というのがまず第一の欲求、その次は、現職の陸士、さらには元を正せば大日本帝国の軍人だった人ではあるのだから、どこかで「夢」よもう一度でもあっただろう。その感触がまるで小説のように伝わってくる・・・というほど猪瀬直樹氏は文章は上手くはないのだが(これは別に悪口ではない)、その流れの悪い文の隙間で私が妄想をかきたてられるだけのもののはあった。そしてこのオヤジ、ひでぇよ、と何食わぬ顔をして読めるほど私は年を取ったのだ。


どうでもいいと言えばいいのだが、ゲリラ発現の可能性というのはどのぐらい高いのだろう? まだしも、テロ対策とかいうのなら、まぁ昨今聞き慣れすぎて現実感を失ってただ認知だけが加えられているからかもしれないが、ああこういうプロシージャね、みたいな観測も立つ。しかし、ゲリラって何?