だったら私も同じ罪をおかしているのです スパスキー

Appeal to President Bush from Boris Spassky
http://www.chessbase.com/newsdetail.asp?newsid=1843


ボビー・フィッシャーの対戦相手だったらスパスキーからブッシュ大統領への恩赦を願うアピール。

ユーゴ領内での対戦が罪だというのなら自分も同じだと言う。そしてこのおじさんは1978年以来フランス人になっているが、そのフランスでは自分はボビーとのユーゴ領内での対戦に関して罪には問われていない。もしボビーへの待遇が法的なもので変えられないのだとすればせめてミッテランの誤りを正してくれ。

「Bobby and myself committed the same crime.(ボビーと私は同じ罪をおかしているのです)。私にも制裁を、私をも逮捕してください。ボビーと私を同じ房に繋いでください。そして私たちにチェスのコマと盤を。」


だそうです。
不謹慎だと言われそうだけど、率直に言おう。カッコいい。
このレターの存在を知ったのは、昨日も書いたチェス関係者の方々のページから。googleして該当ページを探して、おおと感激。

でもって、冷静に考えれば考えるほど、アメリカのボビーに対する処遇ってへんだ。それはユーゴ時点のことではなくて、今年になってからのこと。そして、そのへんな処遇をまともに遂行している日本というのが、ちょっとなぁ・・・だ。アメリカ発行のパスポートが無効か否かはアメリカとその個人ボビーに関する問題で、日本の問題としては書類形式的にボビーのパスポートは無効ではないとつっぱねることも論理的には可能だが、それをしなかったのは上のコミュニケーション要員のためだった、でホントにいいわけ?