うすら寒い朝の凡庸

`These were all innocent Iraqis'
Suicide bomber kills 68 in Baqouba

Anger growing against insurgency
http://www.thestar.com/NASApp/cs/ContentServer?pagename=thestar/Layout/Article_Type1&c=Article&cid=1091052613420&call_pageid=968332188492&col=968793972154


ここにはアメリカ人なんていないんだ。ここにいるのはみんななんでもないイラク人なんだが、とイラクの普通の人々がinsurgency、つまり反乱と呼ばれるものに対して怒ってるという記事。自爆とかいろいろ言うけど、でもこれが一体何を目標として誰がやってるわけ?ってのに、かなりいらいらしている模様。


非常におおざっぱに言えば、イラクの外にいる私たちは自爆する人がいると聞くと、すわそれは抵抗で、抵抗するからにはアメリカ人とか日本人とかそういう今般の戦闘に功罪いずれかがあった、つまるところ関係した人々に対してと考えてしまうわけだが、これってホントなのか、と考えてみることもできる。そして私たちはそれを詳らかには知りえない。なぜなら通常一般のようにジャーナリストやらリポーターがあふれまくっている状況ではないからだし、通常一般の状況であっても実際にはその事件の現場にリポーターが先回りしている道理はないわけだから、大抵の事件は推断によって人口に膾炙しているといっても過言ではない。


どうでもいいから日常を取り戻してあげたいですよ、ほんとに。


イラクでの戦争がはじまる直前にあるビジネスマンが言った言葉を思い出す。「サダムが危険かどうかなんて、そんなことどうだっていい。仕事を与えて、学校に行かせて、ゴミを拾って、学校のおくりむかえをして・・・、そういう生活だ。すべてはそこからだ」。これがまたアメリカ人が言ったっていうところで私は多分それゆえに記憶している。わかってる人はわかっているのに、とこっちはこっちで気の毒にも思う。がしかし、あんたらしかいないんですよ、ここを止められる人はってのも本当なわけで。そうであればこそ、あの糞つまらん911Fahrenheitをも、「しょーがないよ、あれはオレたちに向いてるんじゃない、中西部へのwake up call だからさ」と待ちの姿勢を見せるカナダ人がいたりもする。彼らが起きてくれないと実際どうしようもない。

まとまりないですが、薄ら寒い朝に、この凡庸さを世界に、など思うのだった。薄ら寒いんです(^.^;; ごめん、みんな・・・。